2013年2月22日
意外な物もご馳走みたいです
ちょっと季節外れですが、今回は意外なチョウの餌を紹介します。チョウの餌は 「花の蜜」と「樹液」の2タイプに大きく分かれるというのが一般的な認識だと 思います。 そのなかでもアゲハチョウ類やシジミチョウ類は花の蜜を好み、タテハチョウ類や ジャノメチョウ類は樹液に良く集まる傾向があると思います。 これはアゲハの仲間のクロアゲハ。花で吸蜜中です こちらはタテハの仲間のゴマダラチョウとアカボシゴマダラ。樹液を吸っています ところが、アゲハチョウや・・・
2013年2月18日
この子はだぁれ?
去年の6月に都内で見つけたのですが、なかなか正体が分かりません。 横から撮った写真では、こっちをじろりと見ているようなのですが、 この子はいったい誰なんでしょうか? (吉)
2013年2月12日
忍法ウスバフユシャク
冬になると生き物ネタがどうしてもガに偏ってしまう教員(吉)です。 今回、ご紹介するのは冬に成虫になるシャクガ(フユシャク類)の1種の ウスバフユシャクです 実は去年のブログでもフユシャク類はかなり紹介してきました(例えば、 こちらをどうぞ) http://blogs.yahoo.co.jp/tceblogs/62482752.html 去年はトイレの灯りに誘われてタイルに止まっていた個体を撮影ことが 多く、なかなか木に止まっている姿を紹介できていませんで・・・
2013年2月7日
風間先生講義2013
去る先週の金曜日、1・2年生合同で特別授業が行われました。 今回特別講師としてお越しいただいたのは、 冒険家であり、NPO法人「地球元気村」の村長でもある風間深志さんです。 風間先生は、世界で初めてバイクでエベレスト登頂に成功するなど、 冒険家として様々な挑戦をされてきた方です。 今回の講義は風間先生の行動力の源である「元気」を分けてもらえる貴重な時間! 学生達は先生の言葉を一言一句聞き逃すまいと、 謎の緊張感を身に纏いながら講義に臨んでいました。 ・・・
2013年2月6日
佐渡で新種のカエル、その名もサドガエル!
昨年(2012年)の年末に佐渡島から大きな発見がありました。カエルの新種が 記載されサドガエル(学名はRugosa susurra)と名付けられました。佐渡には ツチガエルが分布していますが、サドガエルはお腹の色が黄色いことや、鳴き 声が違うなどで区別できます 実は、「佐渡にはツチガエルとは違ったツチガエルがいる」ことは、以前から 知られていました。私もかつて佐渡で仕事をしていた際に、偶然このカエルの 写真を撮っていました。 まずは背面から。ツチガエルに・・・
2013年2月4日
有限責任事業組合おーでらす講義~獣害対策を考える~
テスト週間を目前にした2月1日、1年生の特別授業に講師として 「有限責任事業組合 おーでらす」の渡邊憲子氏にお越しいただきました。 渡邊先生は以前、当校で教鞭を執っていましたが、 現在は、地元福島県で獣害問題の解決に向け、事業組合を立ち上げて活動されています。 今回は福島県における獣害の現状について、講義をして下さいました。 なぜ近年、獣害が特に問題となっているのか? 地域の高齢化による農地・里山の荒廃によって、野生動物のエサとなる植物が減・・・
2013年1月29日
これは幼虫?それとも蛹?
昆虫のうち、チョウやガ、コウチュウ、ハチ、ハエ類などは、卵から孵化した幼虫は蛹を経て 成虫になります(完全変態と言います)。 この写真はナガサキアゲハというチョウの1種なんですが、変わった形だと思いませんか? 幼虫のようでも、蛹でもない・・・実はこれ、「前蛹(ぜんよう)」といって、幼虫から 蛹に変わる途中の状態なんです。 良く見てもらえれば頭の回りに脚をギュッと縮めているのが見えます。この状態で1~2日 ほど経過したら脱皮をして蛹になります さら・・・
2013年1月24日
チャレンジ!草木染め!
本校は2年生の選択授業に「インタープリテーションⅡ」があります。 今回は雨が降った時に出来るプログラムの一つである「草木染め」を行いました。 草木染めに使う布は2種類。手ぬぐい生地のものと、タオル生地のものです。 手ぬぐい生地のものは買った時のままの状態で、 タオル生地のものは染まりやすいように下準備をして使用します。 布を染める染料には「ローズマリー」「マリーゴールド」「ヤツデ」を使用しました。 使用したのは3種類ですが、植物であれば何でも染・・・
2013年1月23日
忍法トノサマバッタ
忍法シリーズ第2弾はトノサマバッタです(忍法シリーズが続くかは未定です)。 トノサマバッタは大型でカッコいいバッタですが、平野部でも割と良く見かける 身近な種です。 実はこのトノサマバッタ、ホシササキリにも負けないくらい高度な忍術の使い手 です。飛び出したバッタの姿を目で追いながら、着地地点に近づいて探しても なかなか見つけることができません。5cm ほどもあるのに何故?と思って近くを 探すと、また飛んで逃げられてしまいます。皆さんはそんな経験ありませんか・・・
2013年1月21日
忍法ホシササキリの術
バッタやキリギリスの仲間には、同じ種でも体色が緑の個体と褐色の個体がいます。 今日ご紹介するホシササキリは小型のキリギリスの仲間で、街中の公園や河川敷に 普通に生息しています。やはり体色には緑色と褐色、それに細かく分けると中間型の 個体を見ることができます 秋に草むらを歩くと、弱々しく飛んで逃げる2cmくらいのバッタのようなものを見た 人もいると思いますが、その正体はたぶん、このホシササキリか近縁種だと思います。 写真は、体が緑一色と褐色の典型的な個体なので違・・・