前回のブログ記事から少し間隔が開いてしまいましたが、広島は厳島神社の裏手に
ある弥山で見てきた光景をアップします。
弥山には「弥山原始林」といわれる特別保護区があります。この地には植物系統
学的にも興味深い登山道脇の入り口にはご覧のような看板と石碑が建てられていて、
何も知らずに訪れた教員(吉)はちょっと得した気分になりました
ところが、林内で見かける植物はと言うと、アセビ、イヌガシ、シキミ、ホウロク
イチゴ・・・ん?これって全部シカの忌避植物ばっかりやんけ!という有様でした。
確かにこの周辺でもシカの数が増えていて植生への影響が懸念されていますし、
日本全国どこでも同じ状況だなと痛感させられました
さらに里に下りて喫茶店で休憩した時に、庭先に「鹿戸」と書かれた手作りの網戸が
置かれているのを見つけました。庭先に鹿が入らないようにとの住民の知恵です。
その気になって探してみると、シカが入って来られないような工夫をしているお宅が
結構ありました
シカとヒトの共存、シカの個体数管理と植生管理など、難しい問題に日本は直面して
いることを改めて考えさせられた1日でした (吉)