2014年9月3日
やっぱカブトムシはワイルドだぜぇ~(ふ、古い)
夏も終わりに近づくとカブトムシのメスを見かける頻度が高くなります。立派な角を 持つオスに比べると、どうしても人気が無いメスですが、じっくり観察していると とても興味深い行動や生態を見せてくれます このメスは樹液も出ていないエノキのやや細い枝に止まっていました。見つけたのは 真っ昼間で、近くに街灯もあったことから、夜に灯りに誘引されて止まった個体かなと 思ってみていました すると突然、頭部を枝にこすりつけるように動かし始めて、見る見るうちに枝を削って しま・・・
2014年8月31日
川の中の魚たち
先日、静岡に遠出した際に川の中を観察してきました。 この川は透明度が高く、上から見ていても魚が泳いでいるのがよく見えます。 防水機能のあるカメラで川の中の魚たちを撮影してみました。 一番数が多かったのは、以下のハゼ科2種。 シマヨシノボリ(ほっぺたのミミズ状の縞模様が特徴) ボウズハゼ(頭が丸いので、坊主のハゼの意) その他にも、 ヌマチチブ ニシシマドジョウ ヒラテテナガエビ(ヤマトテナガエビ) 甲殻類・・・
2014年8月30日
メダカとカダヤシ
先日、用水路で学校説明会のミニ授業用の魚を採集してきました。 この水路は、ギンブナ、モツゴ、ドジョウなどの水田周りの代表的な魚たちの他、 トウキョウダルマガエルも多数生息する、にぎやかな水路です。 水面付近を泳いでいた魚を網ですくって、ケースに移してみると、、、 一見、メダカだけのようですが、メダカ以外の魚が混じっています(赤丸)。 特定外来生物に指定されているカダヤシです。 各地でメダカに置き換わって生息域を広げている北米原産の外来魚です・・・
2014年8月29日
西からきたガマ
雨が降ったので、学校の近所の公園へ行ってみました。 いました。のしのし歩く大きなカエル。ガマガエルとも呼ばれるニホンヒキガエルです。東日本産のものは、形態や遺伝学的な面から亜種アズマヒキガエルに分けられます。 ところが、最近、西日本の基亜種ニホンヒキガエルが、東京など東日本に持ち込まれていることがわかってきました。 見分けるポイントのひとつは、「目から鼓膜までの"距離"」と「鼓膜の"直径"」の関係。アズマヒキガエルの場合、鼓膜の"直径"は、"距離"・・・
2014年8月27日
夏の夜を騒がす侵入者
夏の暑さは峠を越えたようですが、学校の近所の池ではまだまだ騒がしさがつづいています。その主は北米からやってきたウシガエル。もともと食用・農家の副業目的で大正時代に入れられましたが、生態系への影響や大きな鳴き声から今ではすっかり厄介もの。法律で移動や飼育が禁止されています。 特大サイズのこのカエル。親になると他のカエルと見分けるのは容易ですが、変態したばかりは地味な色で特徴がない印象。あっという間に大きくなるので見かけることは少ないかもしれません。 ・・・
2014年8月25日
夏の代表選手!ノコギリクワガタ
これまで当ブログではコクワガタやヒラタクワガタを紹介してきましたので、今回は ノコギリクワガタをアップします。この夏は大型から小型まで大小様々なオスを見かけ ました。 このオスはあまり大きくなく、大あごの形は比較的まっすぐな原歯型の個体でした。 アキニレの木の枝を活発に動き回っていました また次の日には飛翔していたメスが着地したところを撮影しました。カナブンやコフキ コガネ、アオドウガネに比べると飛び方は弱々しく、なんとも頼りない印象でした ・・・
2014年8月22日
公園の謎の実
公園で不思議な実を拾ったので正体が知りたい! ととある人物に小さな果実のような物を託されてしまった。 受け取る前に聞いたところ、それは5mmほどで中が空であるという。 なるほど。中が空とは不思議である。実であれば種が有っても良いのだが。 4玉あるが、1つは他と違うようである。 その他と違う1つを観察していると割れてしまった。 下は割れてしまった玉の写真である。 中は以下の写真のとおり。空ではない。 別の3玉は下の・・・
2014年8月22日
アオクチブトカメムシと思ったら・・・忍び寄るプレデター!
*2年生のSさんが種同定の間違いを指摘してくれましたので、訂正します(H26.9.24)。 Sさん、ありがとう! サクラの樹皮で羽化直後のアオクチブトセアカツノカメムシを発見しました。なかなか格好良い カメムシなので、夕暮れ時の暗い林内でしたがISO感度を上げてなんとか撮影しました。 まだ色味は薄いですが、スタイルも良く、やっぱり格好いいですね。パソコンに取り 込んで拡大して、複眼にピントが合っているかを確認したら・・・あら?なんか他の カメムシも写っ・・・
2014年8月18日
ミシマバイカモの花
数年前に静岡県は三島を訪れた際にその存在を知ったミシマバイカモ。今年も三島に 寄ったので写真を撮ってきました ミシマバイカモはキンポウゲ科ですが、花がウメに似ていることから梅花藻といいます。 その名の通り三島の固有種で、天然記念物なのですが、小川にたくさん生えているので、 知らなければ、そんなに貴重な植物とは思えないかもしれません 実際には絶滅が危惧されていて、外来水生植物の駆除を含めた熱心な保全活動のおかげで なんとか回復しつつあるそうです 水・・・
2014年8月12日
来年はどうなる?不思議なアジサイ
梅雨時にブログで紹介した学校のアジサイですが、そのうちの1株に謎の変化が 現れてきました。 もともとの株の写真はこちらです。かなり変わった品種でした この花が終わった後、枯れた部分を切って維持していたのですが、7月中旬頃から 新しいシュートが出てきて、つぼみがつくようになりました。事務局のYさんと、 「もう一回咲いてくれるかな?でも、これからは暑くなるからきれいには咲かない かも」と成長を見守っていました 8月に入って花が咲き、喜んだのもつかの間・・・