2014年8月31日
川の中の魚たち
先日、静岡に遠出した際に川の中を観察してきました。 この川は透明度が高く、上から見ていても魚が泳いでいるのがよく見えます。 防水機能のあるカメラで川の中の魚たちを撮影してみました。 一番数が多かったのは、以下のハゼ科2種。 シマヨシノボリ(ほっぺたのミミズ状の縞模様が特徴) ボウズハゼ(頭が丸いので、坊主のハゼの意) その他にも、 ヌマチチブ ニシシマドジョウ ヒラテテナガエビ(ヤマトテナガエビ) 甲殻類・・・
2014年8月30日
メダカとカダヤシ
先日、用水路で学校説明会のミニ授業用の魚を採集してきました。 この水路は、ギンブナ、モツゴ、ドジョウなどの水田周りの代表的な魚たちの他、 トウキョウダルマガエルも多数生息する、にぎやかな水路です。 水面付近を泳いでいた魚を網ですくって、ケースに移してみると、、、 一見、メダカだけのようですが、メダカ以外の魚が混じっています(赤丸)。 特定外来生物に指定されているカダヤシです。 各地でメダカに置き換わって生息域を広げている北米原産の外来魚です・・・
2014年8月30日
8月の増穂実習場(フシグロセンノウ)
林道沿いに鮮やかなオレンジ色の花が咲いていました。 外来種だなっと思って調べてみたら、大間違いでした。 フシグロセンノウです。 確かに名前の通り、茎の節は紫黒色で、太くなっています。 花期は7~10月とのこと。 なるほどなるほど。 夏の終わり。 (みず)
2014年8月29日
西からきたガマ
雨が降ったので、学校の近所の公園へ行ってみました。 いました。のしのし歩く大きなカエル。ガマガエルとも呼ばれるニホンヒキガエルです。東日本産のものは、形態や遺伝学的な面から亜種アズマヒキガエルに分けられます。 ところが、最近、西日本の基亜種ニホンヒキガエルが、東京など東日本に持ち込まれていることがわかってきました。 見分けるポイントのひとつは、「目から鼓膜までの"距離"」と「鼓膜の"直径"」の関係。アズマヒキガエルの場合、鼓膜の"直径"は、"距離"・・・
2014年8月27日
夏の夜を騒がす侵入者
夏の暑さは峠を越えたようですが、学校の近所の池ではまだまだ騒がしさがつづいています。その主は北米からやってきたウシガエル。もともと食用・農家の副業目的で大正時代に入れられましたが、生態系への影響や大きな鳴き声から今ではすっかり厄介もの。法律で移動や飼育が禁止されています。 特大サイズのこのカエル。親になると他のカエルと見分けるのは容易ですが、変態したばかりは地味な色で特徴がない印象。あっという間に大きくなるので見かけることは少ないかもしれません。 ・・・
2014年8月26日
スミレ問題の答え!
スミレの答えです! 花の裏側にある、「距」と呼ばれる突起に注目。 タチツボスミレは距の先のほうが紫色に色づくのに対し、 オオタチツボスミレは真っ白です。 分かったかな~ スミレの仲間は、花が終わると葉が大きくなる傾向があります。 オオタチツボスミレのほうが、タチツボスミレより夏場の葉が 大きくなるとのことなので、そのあたりに注目ですね。 ちなみに、パンジー・ビオラもスミレの仲間なので、 花の裏側・・・
2014年8月25日
8月の増穂実習場(平林のトマト)
先日、増穂実習場にちょっと出かけてきました。 増穂実習場は山梨県南巨摩郡富士川町の平林にあります。 この平林地区の名物はトマトです。 標高が900mに近く、昼夜の温度差がある平林地区ではおいしいトマトができます。 かつては盛んに栽培されて県外にも出荷していたそうですが、現在は市場に出回ることも少ないそうです。 ちょうど旬を迎えている時期だったので、お土産で買ってきました。 早速冷やしていただきました。 しっかりとしたトマト!って感・・・
2014年8月25日
夏の代表選手!ノコギリクワガタ
これまで当ブログではコクワガタやヒラタクワガタを紹介してきましたので、今回は ノコギリクワガタをアップします。この夏は大型から小型まで大小様々なオスを見かけ ました。 このオスはあまり大きくなく、大あごの形は比較的まっすぐな原歯型の個体でした。 アキニレの木の枝を活発に動き回っていました また次の日には飛翔していたメスが着地したところを撮影しました。カナブンやコフキ コガネ、アオドウガネに比べると飛び方は弱々しく、なんとも頼りない印象でした ・・・
2014年8月22日
公園の謎の実
公園で不思議な実を拾ったので正体が知りたい! ととある人物に小さな果実のような物を託されてしまった。 受け取る前に聞いたところ、それは5mmほどで中が空であるという。 なるほど。中が空とは不思議である。実であれば種が有っても良いのだが。 4玉あるが、1つは他と違うようである。 その他と違う1つを観察していると割れてしまった。 下は割れてしまった玉の写真である。 中は以下の写真のとおり。空ではない。 別の3玉は下の・・・
2014年8月22日
アオクチブトカメムシと思ったら・・・忍び寄るプレデター!
*2年生のSさんが種同定の間違いを指摘してくれましたので、訂正します(H26.9.24)。 Sさん、ありがとう! サクラの樹皮で羽化直後のアオクチブトセアカツノカメムシを発見しました。なかなか格好良い カメムシなので、夕暮れ時の暗い林内でしたがISO感度を上げてなんとか撮影しました。 まだ色味は薄いですが、スタイルも良く、やっぱり格好いいですね。パソコンに取り 込んで拡大して、複眼にピントが合っているかを確認したら・・・あら?なんか他の カメムシも写っ・・・