2012年11月21日
鶴見川源流での植生回復実習2012(その1)
例年と同じように今年も鶴見川源流ネットワークの皆さんの指導の下、鶴見川源流部での 植生回復作業を行いました。昨年の作業では、作業区域の除草を行い、近くに自生している エノキの実生を植えました。 その様子はこちらです http://blogs.yahoo.co.jp/tceblogs/62324481.html 今年も同じ場所で作業を行いました。まずは繁茂した下草除去から始めるのですが、誤って エノキを抜かないようにエノキの周りを丁寧に除草します。 す・・・
2012年11月15日
屋久島実習便り2012(4)~増えすぎたヤクシカその2
屋久島でシカが増えすぎたことで、生態系に与える様々な影響が指摘されています。 今回は西部林道を例にシカのインパクトについて少し紹介しましょう。 まずはディアライン。文字通り「シカの線」です。これはシカが林道沿いの斜面に 生えている植物を食い尽くしてしまうためにできるラインのことです。ちょうど背が 届く高さまでは植物がなく、まるで刈り払い機で草刈りをしたのかと思うほど明確な 境界線が出来ます この斜面では、ヤクシカが嫌いなコシダ以外はすべて食い尽くしにあって・・・
2012年11月13日
屋久島実習便り2012(3)~増えすぎたヤクシカその1
屋久島には野生のニホンジカが多数生息していて、一般的にはヤクシカと呼ばれています。 ヤクシカは、観光客はもちろん、実習に来た当校の学生にとってもテンションの上がる 生き物と言っても過言ではないでしょう そんな人気者のヤクシカですが、島内では至る所で見かけることが出来、はじめは騒いでいた 学生も、いつの間にかあまり関心を示さなくなるほど生息数は多いようです。 屋久島環境文化研修センターで働いている卒業生の"ぐっさん"によれば、屋久島のシカの 個体群密度は約3・・・
2012年11月5日
屋久島実習便り2012(2)~黒味岳登山その2
前回は黒味岳登山の様子を紹介しましたので、今回はその続編として 植物(樹木)の高さと性質の変化について紹介したいと思います まずは平地から見た屋久島の森です。大きく育った照葉樹や植林された 針葉樹が鬱そうとしています。もちろん標高が1000mほどもある黒味岳の 登山口付近でも上を見上げれば樹冠に覆われています ところが標高1600mほどに位置する高層湿原の小花之江河までくると 周りのスギなどの樹高がぐっと低くなります。 そして山頂付近・・・
2012年11月1日
屋久島実習便り2012(1)~黒味岳登山その1
2年生にとって最後の長期実習となる屋久島での実習が10月に行われました。紹介が少し 遅くなりましたが、黒味岳の登山の模様をお伝えします 黒味岳は標高が1831mもある屋久島有数の高峰です。黒味登山の目的は照葉樹林帯が広がる 平地から、標高が上がるにつれて植生が変化する様を学生に感じ取ってもらうこと・・・ ですが、登山前に大はしゃぎする学生の様子を見ると、教員達の意図を汲み取ってくれて いるかは微妙・・・です 低地の照葉樹林もいつのまにかスギ・・・
2012年9月18日
国立科学博物館見学(第2回)
夏休みが終わってすぐの9月上旬に、1年生は上野にある国立科学博物館(以下、科博)の見学に行ってきました。当校では授業として毎年3~4回は科博の見学を行っています。膨大な標本数を誇る科博なので、当然、1日ですべて回ることなど出来ません。ましてやじっくりと解説や標本を見比べたりするとワンフロアだけでも結構な時間がかかります。 当校では毎回ごとに違うテーマを設定しているため、学生たちは同じ展示物からでも違う情報を得る必要があります。今回は少し刺激的な課題だった・・・
2012年9月11日
黒姫にウォールテントが設営されました
ニコル名誉校長が東日本大震災での教訓を生かし、震災時などあらゆる場面においても、 活動の拠点を作り出せる技術を学生に身につけさせたいと考え、黒姫実習地にご提供いた だいたのがこのウォールテントです。 ニコル名誉校長のご指導の元、自然環境保全学科の学生と実習場スタッフで設営しました。 高さ3m、幅4m、奥行き5mと大型のテントなので、テント内では机を設置しての作業や、 薪ストーブを使って暖を取ることも可能です・・・
2012年7月31日
インドネシア・ブナケン実習2012(Vol.4)
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) ご無沙汰してすみません。 インドネシア・ブナケン実習2012(Vol.4)です。(よ)がお伝えします。 おやつの後は、また海に入ります。ボートの屋根の上で、海をみています。海なので浮きますし、マスクもスノーケルもしてるのでちゃんと見えますし、呼吸もできるのですが、足がつかないのは怖いようで、立った状態で足をばたばたさせています。(観光客は浅いところでこれをやるので、サンゴを壊す原・・・
2012年7月30日
『増○実習便り』その6
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 私も人間という生物ですから 長~い実習期間で“ホッ”としたい時(逃げだしたい)もしばしば…。 えへっ。 ある雨上がりの夜。 懐中電灯を片手に誰もいない実習地周辺の暗闇を徘徊してた時のこと。(ほとんどアブナイ?) 私と同じように徘徊している生物を発見!! 思わず「うぉ~っ」と叫んでしまいました! その正体はこの蛇・・・
2012年7月17日
『増穂実習便り』その5
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 連日、猛暑が続いておりますがみなさんいかがお過ごしでしょうか? いや~暑いですね~。 こうも暑いと本日は涼し~い話題として 実習プログラム“水生生物調査”の様子をお届けしちゃいます。 プログラムは、富士川の支流“利根川”の少し流速が穏やかになった場所で実施しました。 写真のように比較的水深の浅い場所を選びましたが、胴・・・