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  • 2012年11月29日

    屋久島実習便り2012(5)~屋久島一周エクスカーション~

    屋久島実習では必ず屋久島の見所や自主調査の候補地などを紹介しながら、島を1周します。 少し前に当ブログで紹介した西武林道のシカによる被害も、このエクスカーションの一部です 屋久島の北西部に位置する「永田いなか浜」は、国内有数のウミガメの産卵地として有名です。 とくにアカウミガメの上陸回数は日本最多だそうです。説明を受けた後でじっと目をこらして 探してみると、砂浜にはウミガメの卵の殻が簡単に見つかりました。 ただ、屋久島うみがめ館」の情報によると、観光・・・

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  • 2012年11月27日

    なるほど珍百景~木の幹からヒキガエル~

    東京の公園にも紅葉が広がる季節になりました。少し寒くはなりましたがポカポカ陽気に包まれるとまだまだ心地よい季節です秋晴れの日曜日に都内の公園を歩いていると、意外なところで意外な生き物を見かけました。ヒキガエルが木の幹から脱出しようとしている瞬間でした正体は・・・キノコ(サルコシカケ類)です目、口、顔の模様、前足とほぼ完璧に見えますが如何でしょう?なるほど珍百景に登録なるでしょうか?       (吉)

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  • 2012年11月23日

    鶴見川源流での植生回復実習2012(その2)

    鶴見川での実習の後編です。昼食後はいよいよ笹藪との格闘です。写真の右手に見えるこんもりとした緑の山がアズマネザサの群落です。学生と比較してもらうとどのくらいの高さか想像しやすいかもしれませんまずはアズマネザサに覆い被さるように生えているクズの除去からスタートです。クズが付いているとネザサを刈っても運び出せないのでこの作業は欠かせません。かなりの重労働ですが、学生達は授業を聞いている時とは比較にならないほどイキイキとしていましたクズが無くなればネザサの除去に着手します。アズマネ・・・

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  • 2012年11月21日

    鶴見川源流での植生回復実習2012(その1)

    例年と同じように今年も鶴見川源流ネットワークの皆さんの指導の下、鶴見川源流部での 植生回復作業を行いました。昨年の作業では、作業区域の除草を行い、近くに自生している エノキの実生を植えました。 その様子はこちらです http://blogs.yahoo.co.jp/tceblogs/62324481.html 今年も同じ場所で作業を行いました。まずは繁茂した下草除去から始めるのですが、誤って エノキを抜かないようにエノキの周りを丁寧に除草します。 す・・・

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  • 2012年11月19日

    アギトアリ

    屋久島での実習中にアリの調査をしていた学生達が本州ではお目にかかれない珍品を 採集してきました。大きさは1cmちょっとといったところです どうですか?ものすごい顔をしているでしょう?これでもアリなんです。アギトアリと 言います。愛用の「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方(南方新社)」によれば、名前の アギトとは「あご」の意味だそうです。 と、いうことは「仮面ライダーアギト」は・・・「仮面ライダーあご」? ・・・し、失礼しました 話を元に戻して、アギト・・・

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  • 2012年11月16日

    ツワブキが咲きました

    秋も深まってくると日が落ちるのも早く、だんだん寂しさが増してきます。花壇の花も 彩りが気になる頃ですが、学校ではツワブキが元気に花をつけています 半日陰に植えられ、水もお天気任せという条件にも負けず、明るい黄色の花を咲かせて くれました。おかげでツワブキの周りだけ少し明るく感じるくらいです ツワブキは日陰でも育つ頑健な性質がセールスポイントですが、常緑の葉がとても美しく、 秋には大きな花もつけてくれます。あまり日が当たらない庭に何を植えるか迷ったら、・・・

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  • 2012年11月15日

    屋久島実習便り2012(4)~増えすぎたヤクシカその2

    屋久島でシカが増えすぎたことで、生態系に与える様々な影響が指摘されています。 今回は西部林道を例にシカのインパクトについて少し紹介しましょう。 まずはディアライン。文字通り「シカの線」です。これはシカが林道沿いの斜面に 生えている植物を食い尽くしてしまうためにできるラインのことです。ちょうど背が 届く高さまでは植物がなく、まるで刈り払い機で草刈りをしたのかと思うほど明確な 境界線が出来ます この斜面では、ヤクシカが嫌いなコシダ以外はすべて食い尽くしにあって・・・

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  • 2012年11月13日

    屋久島実習便り2012(3)~増えすぎたヤクシカその1

    屋久島には野生のニホンジカが多数生息していて、一般的にはヤクシカと呼ばれています。 ヤクシカは、観光客はもちろん、実習に来た当校の学生にとってもテンションの上がる 生き物と言っても過言ではないでしょう そんな人気者のヤクシカですが、島内では至る所で見かけることが出来、はじめは騒いでいた 学生も、いつの間にかあまり関心を示さなくなるほど生息数は多いようです。 屋久島環境文化研修センターで働いている卒業生の"ぐっさん"によれば、屋久島のシカの 個体群密度は約3・・・

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  • 2012年11月8日

    オナガバチの長~~い産卵管!

    10月下旬の都内の公園で、オナガバチのメスを発見しました。写真の通り、ものすごく 長い尻尾(正確には産卵管です)をしています。 長い産卵管は樹木の中にいる昆虫の幼虫に産卵するために発達したものですが、かなり 柔らかそうですし、一体どうやって樹木に突き刺すのか不思議でした そんなことを考えながら木の反対側に回ってみると、たくさんのオナガバチが群がって いました。産卵中の個体がいたので良く見ると、なるほど、腹部を鞘のように利用して いるように見えます。たし・・・

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  • 2012年11月7日

    チョウの重要な吸蜜源になっている外来植物

    屋久島では道路沿い、林道など至る所でシロノセンダングサが繁茂していました。環境省のデータベースによれば、このシロノセンダングサはコセンダングサの変種のひとつで、江戸時代頃に日本に侵入したとされている外来種です(侵入経路などは不明)。また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されるようで、爆発的に増えている現状を考えれば、日本の在来植生・生態系への影響はかなり大きいと思われますそんな嫌われ者のシロノセンダングサですが、昆虫にとっては貴重な餌資源となってい・・・

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