2014年2月14日
身近な場所で見られる鳥(7)~小さくたって立派なハンター!モズ~
目のまわりの黒い模様が特徴的なこの鳥。名前を「モズ」といいます。漢字で書くと「百舌鳥」。由来は諸説ありますが、個人的には『百種類の鳥の鳴き声を真似できる舌をもっているから』という説がお気に入りです。さてこのモズ、可愛い見た目ですが、よくよく見てみるとクチバシがカギ状に曲がっています。この鋭いクチバシで、昆虫類やトカゲ・カエル、時には小型の鳥類・哺乳類にすら襲い掛かるのです。その姿は、さながら「小さな猛禽類」といった所でしょうか。確かに...鋭い!更にモズ類の特徴としては、捕え・・・
2014年2月13日
身近な場所で見られる鳥(6)~柿は秋のごちそう!メジロ~
メジロは留鳥で、街中でもほぼ1年中見ることが出来るかわいい野鳥です。 トレードマークはその名の通り、グリーンを主体としたボディに良く映える、 目を縁取る白い輪っかです。 メジロは結構長い舌を持っています(ちょっと気持ち悪い)。かなり小さい 鳥なので、目の悪い教員(吉)にはなかなか見えないのですが、その長い舌を 使って、花の蜜や熟した果実などを器用になめます。 秋は熟した柿の実、冬はツバキの花、春は桜の花、初夏はヤマモモあたりが メジロのご馳走といった・・・
2014年2月10日
屋久島実習2013(3)~アカマダラヨウトウの成虫~
ちょうど1年くらい前にも屋久島実習の様子を紹介しました。その中でハマオモトの葉を食べる気持ち悪い模様のガの幼虫をお見せしましたが、残念ながら成虫は写真に撮れませんでした(種名はアカマダラヨウトウです)その時のブログはこちら「屋久島実習便り2012(5)~屋久島一周エクスカーション~」今年度の実習期間中に、めでたく成虫の写真が撮れましたので紹介しておきます。白地に赤いラインが交差するやや毒々しい色彩です。まずは側面から。お次は背面から。最後に、幼虫の写真も再掲しておきます。幼虫・・・
2014年2月6日
身近な場所で見られる鳥(5)~いつの間にか都会の鳥になったカワセミ~
多くの野鳥愛好家の心をとらえて放さない生きている宝石、カワセミ。美しい背中の色、豪快なダイビング、華麗なホバリングと、小さな体に魅力が満載です。漢字では「翡翠」と書き、「ひすい」とも読みます。そうです、宝石のヒスイは、もともとはカワセミの背中の色に似ていることから名付けられたのだそうです。たしかにきれいですよねそんな宝石の語源にもなったカワセミですが、教員(吉)が子供の頃は、きれいな水辺でしか見れない印象が強かったです。でも、最近はちょっとした池沼や水路でも見ることが出来る身・・・
2014年1月31日
身近な場所で見られる鳥(4)~意外と都市公園好き?なオオタカ~
オオタカ・・・なんて素敵な響きでしょうか。生き物のことはよく知らない人でもオオタカという名前だけは知っているという人もいるのではないでしょうか?このオオタカは、豊かな自然のシンボルとして日本人には馴染み深い生き物のひとつだと思います。開発工事をする前の調査でオオタカが発見されたため、工事が中止や計画変更になったというニュースを見ると思いますそんなよく聞く名前とは裏腹に、実際に見たことはないという人が多いのも事実だと思います。まぁ、猛禽類ですからねぇ。かくいう(吉)も、ド近眼な・・・
2014年1月29日
屋久島実習2013(2)~ヤクシマザルのビミョーな表情~
第1報からずいぶん時間がたってしまいました(と言うよりも忘れていました)。昨年10月に実施した屋久島実習で撮影した生き物の紹介シリーズです。ヤクシカに続いて紹介するのは、ヤクシマザルです。屋久島のサルはニホンザルの亜種とされていて、和名はヤクザルとも呼ばれたりしますが、ここでは「日本の哺乳類(東海大学出版会)」に従って、ヤクシマザルとしておきます。ヤクシマザルは本土のニホンザルよりも体が小さく、毛もふさふさして見た目は可愛いです。不用意に近づかなければ牙をむかれることも少ない・・・
2014年1月23日
身近な場所で見られる鳥(3)~シジュウカラは何を食べている?~
シジュウカラはスズメほどの大きさで、胸のネクタイ模様がトレードマークの身近な鳥ですが、よ~く観察してみると赤茶色い葉巻のように見える物を咥えていることがあります最初に気づいたのは去年の初夏で、サツキの植え込みの中から出てくるシジュウカラを見たときでした。肉眼では「葉芽」に見えました。シジュウカラは、昆虫なんかを好んで食うと思っていたのですが、「そんな物も食べるのか?」程度にしか考えず、いつのまにか忘れてしまっていましたところが、冬に撮影した個体も、写真を拡大してみると同じよう・・・
2014年1月21日
第3回 国立科学博物館見学(2)~ラクダに魅せられた教員2人(一人減った)~
科博で教員がトラップされたネタをもうひとつ。教員(よ)と(吉)は、砂漠に適応した動植物、人間の生活の展示で、入り口に陳列されていたラクダに圧倒されました。慎重が180cmクラスの人間と比較した写真を見てもらってわかるとおり、近くで見るとで本当にデカいんです!(こういうときに超広角レンズがあれば迫力ある写真が撮れるのになぁ~)で、注目した点は、ラクダの皮膚も地面に頻繁に接する箇所は、体毛が抜けて、皮膚が丈夫で固くなっていたこと。人間の肘や踵と同じです。言われてみれば簡単なことか・・・
2014年1月17日
第3回 国立科学博物館見学(1)~シマウマの展示に魅せられた教員3人~
本年度最後の国立科学博物館での見学を先週の金曜日に行いました。いつもは意地悪な教員(吉)から出された課題に悪戦苦闘する学生達の姿をお伝えしていますが、今回は引率に行った教員3人がハマッた展示を紹介しますそれは、今年の干支にちなんだウマの展示で、そのなかでもシマウマの剥製が秀逸でした。これに教員(吉)、教員(よ)、教員(s)がそろって反応!サバンナシマウマ、ヤマシマウマ、グレービシマウマの3種が展示されていて、説明パネルにはサバンはかつて絶滅したクアッガ(種小名がquagga)・・・
2014年1月14日
身近な場所で見られる鳥(2)~麗しい姿と騒々しい声のオナガ~
身近な昆虫を中心に紹介してきた当ブログですが、そろそろ新しいネタ(写真)を ゲットし続けるのが難しくなってきました。 そこで禁断の鳥シリーズを始めたいと思います。鳥はなかなか写真に撮れないので すぐ終わりそうですが、先日紹介したツグミに続いて、今回はオナガを紹介します すらりとしたボディに長い尾羽、飛んでいる姿などは、とても格好いいと思います。 東京では公園等でよく見かけるオナガですが、教員(吉)の出身の関西では、まず お目にかかることはありません。 東京で・・・