2014年9月18日
9月の増穂実習場(ホンドキツネ)
増穂実習では、夜間の哺乳類ライトセンサス調査も実施しています。 これまでの調査で、ニホンジカやカモシカについては何度も確認できたのですが、 今回の調査ではキツネがゆっくり観察できました。 幅広で先端がとがった大きな耳、スマートな体。 このキツネの写真は、学生が車内より撮影したものです。 警戒心の強いキツネをゆっくり見られて幸運なライトセンサスでした。 (石)
2014年9月17日
9月の増穂実習場(マツムシソウなど)
先日、学生達と櫛形山に登ってきました。 櫛形山はニホンジカの食害の影響が大きく、観察できる草本類は少ないです。 ただ、山頂付近の防鹿柵の中では別の姿を見せてくれます。 この時期、いろいろな花が咲いていました。 アキノキリンソウ ヤマノコギリソウ ヤマハハコ クルマバナ コウリンカ 柵の中にさらに柵があり、その中はお花畑。 マツムシソウも咲いています。 秋の高原。 ・・・
2014年8月30日
8月の増穂実習場(フシグロセンノウ)
林道沿いに鮮やかなオレンジ色の花が咲いていました。 外来種だなっと思って調べてみたら、大間違いでした。 フシグロセンノウです。 確かに名前の通り、茎の節は紫黒色で、太くなっています。 花期は7~10月とのこと。 なるほどなるほど。 夏の終わり。 (みず)
2014年8月26日
スミレ問題の答え!
スミレの答えです! 花の裏側にある、「距」と呼ばれる突起に注目。 タチツボスミレは距の先のほうが紫色に色づくのに対し、 オオタチツボスミレは真っ白です。 分かったかな~ スミレの仲間は、花が終わると葉が大きくなる傾向があります。 オオタチツボスミレのほうが、タチツボスミレより夏場の葉が 大きくなるとのことなので、そのあたりに注目ですね。 ちなみに、パンジー・ビオラもスミレの仲間なので、 花の裏側・・・
2014年8月25日
8月の増穂実習場(平林のトマト)
先日、増穂実習場にちょっと出かけてきました。 増穂実習場は山梨県南巨摩郡富士川町の平林にあります。 この平林地区の名物はトマトです。 標高が900mに近く、昼夜の温度差がある平林地区ではおいしいトマトができます。 かつては盛んに栽培されて県外にも出荷していたそうですが、現在は市場に出回ることも少ないそうです。 ちょうど旬を迎えている時期だったので、お土産で買ってきました。 早速冷やしていただきました。 しっかりとしたトマト!って感・・・
2014年8月20日
今回もクイズです!
さて、今日の問題です。 これはいずれも黒姫実習場近くで観察した スミレの仲間ですが、 ひとつはタチツボスミレで、 もう片方はオオタチツボスミレです。 同じ時期に開花しており、ほぼ同じ場所に あります。 どこが違うでしょ~うか? 前回のカエルの答え! 14頭でした! (よ)
2014年8月18日
今回はクイズです!
初夏の黒姫実習での一コマ... 実習場内をうろついていると、オオウバユリの 葉っぱの上でくつろいでいるアマガエルをよく見かけます。 おひさまをたっぷり浴びて、干からびてしまうんじゃないかと 心配ですが、彼らはそんなことお構いなしに、ひたすら 葉っぱの上でボケーッとしています。 とはいえ、近づいて手を出したりするとすぐに逃げるんですけどね。 さて、問題です。 この写真の中に、何頭のアマガエルがいるでしょうか? ・・・
2014年7月9日
マイマイガとゾンビウィルス
マイマイガその後(小)先生もブログに掲載しているとおり黒姫実習場周辺ではマイマイガの大発生がみられています。マイマイガの幼虫は食欲旺盛で実習場内のカラマツなどは丸坊主状態に成ってしまっています。下は成長したマイマイガの幼虫です。甚大な被害を出している犯人ですが、よく見るとタレ目なのか涙目なのか憎めない表情です。この写真を撮影してからしばらくして、以下の様な光景に出くわしました。ほぼ、死んでいます。幹にしがみ付きながらダラーンとしています。どうやら『バキュロウイルス』に感染して・・・
2014年7月7日
7月の増穂実習場(ネキトンボ、ヤマホタルブクロ、ヤマオダマキ、ニホンリス)
雨上がりの早朝、実習場近くの池でネキトンボが多数羽化していました。 羽化したばかりで、まだ白っぽい色をしています。 ヤマホタルブクロは、この周辺では今が花の盛期でしょうか。 ヤマオダマキ(キバナノヤマオダマキ)が、やさしい色で咲いています。 実習場近くの林では、ニホンリスの姿も見ることができました。 実習中の学生たちは連日、様々な生物を観察しています。 (石)
2014年7月7日
第2回 国立科学博物館見学(2014)
毎年毎年、1年生は上野にある国立科学博物館(以下、科博)を見学します。全部で3回、毎回違うテーマで展示物を見てレポートを書いてもらいます。1回目は好きな展示を好きなように見て、感想を書くだけなので、みんなの表情も明るい見学になります。館内で学生に会ったときにも「科博がこんなに広いとは思わなかった!」とか、「すごく楽しい!」とか、それはそれは本当に楽しそうなんです・・・でも、2回目からは課題がだんだん難しくなるので、展示物を見る学生の表情もなかなか険しくなっていきます(-_-)・・・