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2023年11月10日
冬前に秋の登山
今年の暑い季節は終わりとなり、冬が少しずつ近づいてきています。 標高の高いところでは、すでに積雪情報もあったりと通常装備で登山ができる時期は終わりに近づいています。 山梨県に用事があったので、ついでに登山をするため夜叉神峠へ向かいました。これからどこへ登るのでしょう・・・。夜叉神峠は紅葉が綺麗です。登山道から登っていくと林内の紅葉はまた違う色をしています。 夜叉神峠の紅葉 登山道入り口 林内の紅葉 しばらく歩くと展望が開けて来ました。そし・・・
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2023年9月22日
秋の鳥ウォッチ
猛禽類やシギチドリなどの秋の渡りが見頃な時期となってきました。しかし、9月となり秋に突入しているはずなのに暑い日々が続いています。 そんな暑さの中、数人の学生と一緒に茨城県で鳥類観察を実施してきました。 午前は茨城県の有名な場所でタカの渡りを観察しました。ここでのポイントは2~3km程の遠さで渡っている猛禽類を観察します。かなり玄人向けの場所ですが、現地の方の発見情報もあり、ハチクマ、サシバを見ることができました。 午後になると渡りがほぼ無くなるの・・・
2023年9月12日
灯台もとマツグミ
増穂実習場内で、マツグミが生えているのを見つけました。マツグミは、オオバヤドリギ科に属し、マツ類、モミ、ツガなどに寄生するヤドリギ類の一種です。実習場のある山梨県では、生育地での個体数が少なく絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されている希少な植物です(2018山梨県レッドデータブック)。 宿舎近くのアカマツの枝の上に、3個体ほど生育していました。いつの間にか鳥が、種を運んでいたのでしょう。実習中は毎日みる木でしたが、すっかり見過ごしていました。身近にある植物を見てい・・・
2023年8月30日
夏の思い出②(火打山)
こんにちは、1年のA木です 前回に引き続き夏休み中の登山プログラムについて書いていきたいと思います。今回は、火打山登山のおはなしです。 火打山での主な目的は、ライチョウを観察することでした。ライチョウとは、国の特別天然記念物で、日本で見られるのは一部の高山帯のみです。名前の通りに雷が鳴るような悪天候の時に活動するとも言われています。それは、天敵を避けるためです。そのため、遭遇確率はかなり低いのです。 標高の高い火打山だからこそ見られる素敵な高山植物がたくさんあり・・・
2023年8月24日
夏の思い出①(夢見平遊歩道)
初めまして。1年のI黒です。 夏休み中の登山プログラムで飯縄山と火打山登山、夢見平遊歩道トレッキングをやってきました。今回は夢見平遊歩道トレッキングについて書いていきたいと思います。 夢見平遊歩道は新潟県妙高市にあります。笹ヶ峰ダムの橋を渡り進んでいくとたくさんの植物に出会いました。 ミズバショウはこんなに大きくなるのかと驚きました。オレンジのトチノキはちらほらと見られ、地面にも落ちているのが見られました。とてもきれいなオレンジです・・・
2023年8月17日
ふなばし三番瀬海浜公園探鳥会
はじめまして。1年の我妻です。 先日、Y先生と学生の希望者数名でふなばし三番瀬海浜公園にて探鳥会を行いました。 今回の探鳥会の主な目的はシギ・チドリ類の観察でした。日本で確認されているシギ・チドリ類のほとんどは渡り鳥で、越冬地や中継地として日本に渡って来ます。 干潟の中を歩き回り、双眼鏡やスコープを使って鳥を探します。 まず最初に目に入ったのは、ウミネコです。 ウミネコといえばミャーミャーと猫のような鳴き声が有名ですね。見た目で・・・
2023年8月7日
ナイトウォークでセミヤドリガを見つけた話
ナイトウォークと称して、都内公園で夜間観察会を実施しました。都内の一等地にも関わらず非常に大きな公園で、多くの生物が観察できます。 夕暮れ時はセミ幼虫と樹液回りを中心に観察を行い、アブラゼミ幼虫、ミンミンゼミ幼虫、カブトムシ、オオスズメバチなどが観察出来ました。日没後は公園内のライト下や道沿いの樹木等でアブラゼミの羽化やオオヒラタシデムシの捕食シーン、コクワガタ、ノコギリクワガタ等を観察し、更にコフキコガネからのアタック体験など、楽しい時を皆で過ごしていました。 ・・・
2023年8月3日
都内公園でセミ観察会を行った話
灼熱の日差しを避けた夕刻の都内某所で、セミの羽化観察会を行いました。 直前の鳴き声調査では、アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ニイニイゼミが確認できていたので、その4種のセミ見分け方とセミ羽化観察のポイント・注意事項を事前に確認し、観察を行いました。 開始直後こそ、アブラゼミとミンミンゼミの見分けに苦労しましたが、流石に目の良い学生たちはあっという間にコツを掴んで見分けていました。 発見できた移動中の幼虫はほとんどがアブラゼミで、ミンミンゼミはごくわ・・・
2023年7月26日
ヨウシュヤマゴボウの駆除実験
2年生が参加する増穂実習では、野生生物や自然環境への理解を深め、科学的な思考やデータ収集の技術を身につけるため、班ごとに、テーマに沿った計画を立案し、野外調査を行います。 今年の植物班の一つは、「環境負荷の少ない外来植物の駆除方法の検討」をテーマに、ヨウシュヤマゴボウの駆除実験に挑戦しています。 ヨウシュヤマゴボウは、全国各地の空き地や道端でみられる北アメリカ原産の外来植物です。「ゴボウ」という名がつきますが、全草有毒で、海外では口にして中毒死した例もあるため、・・・
2023年6月28日
憧れのキタダケソウ
実習の合間のお休みに、キタダケソウに会いに行ってきました。 キタダケソウは、その名の通り、南アルプスの北岳に咲く高山植物です。 北岳は、標高3,193m、富士山に次いで日本で二番目に高い山です。その中で、キタダケソウが生育しているのは、標高3,000mの稜線上、標高差1,500m近くの山道を歩いて、ようやくたどり着くことができる場所です。また、花が咲いているのは6月下旬ごろで、梅雨の時期と重なっているのも厄介です。 そのため、おいそれと会いに行くこ・・・
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