2013年12月3日
シキミ再び。
さて、引き続き今日もシキミです。 先日筑波実験植物園で行われた、きのこ観察会に参加してきたのですが、 昼休みに園内をうろちょろしていたところ、シキミを見つけました。 んー、なんかちょっと違うな~と思いながらふと足元を見ると名札があり、 日本のものではありませんでした。 ひとつは種小名floridanum(フロリダヌム)、北アメリカ南西部原産だそうです。 もうひとつはlanceolatum(ランセオラツム)、こちらは中国南部原産です。 ・・・
2013年12月2日
シキミの果実は何かに似ている
先日自然教育園の観察会で、シキミが果実をつけているのを観察しました。 一般的にシキミは有毒植物として有名ですが、それ以上に有名なところとしては 仏前に供えるものとしての認識でしょうか。 (うちの学校的には、有毒植物としての認識のほうが強くあってほしい) 写真真ん中の、端っこにトゲトゲしたのが付いているものが果実ですが、 今にも飛び出そうとしているのが種子です。 ↑ この果実が熟すと ↓ こうなる 種子が飛び出て、星形の果実が残る ・・・
2013年11月28日
エノキ再び。
以前の事なのですが、エノキのことを記事にしました。 こちら ↓ yahoo blogです http://blogs.yahoo.co.jp/tceblogs/61324884.html 新しいblogに移行しているので、再び記事にしたいと思います。 先日、2年生向けに自然教育園で植物観察実習を行ったのですが、 エノキが実をつけた状態で地面に落ちているのを観察しました。 前にも書いたのですが、エノキは同じニレ科のケヤキ同様・・・
2013年11月27日
みずたまそう
11月上旬に目黒の自然教育園で植物観察会を行っていたところ、植物の丸い果実に 興味を持った学生がいました。熱心に撮影している学生の目線の先にあったものは ミズタマソウの果実でした ミズタマソウという和名の由来は、白い毛が生える丸い果実を水玉に見立てたのだ そうです。本当は緑色の状態で、水滴でもついていれば完璧だったのですが、時期が 時期だけに褐色の水玉しかありませんでした それでも、なんとか水玉のイメージを出せたらと思い、被写界深度を浅くして写真を ・・・
2013年11月25日
おまえは誰だ?~アゲハ3兄弟
ずいぶんとブログの更新をサボっていました。また、ぼちぼちと再開しますので よろしくお願いします 今日ご紹介するのは、都内の公園にある1本のユズで見つけたアゲハ類の幼虫です。 たまたまですが、すべて4齢幼虫です。ノーヒントでの出題です 答えがわかった人は教員(吉)までどうぞ!
2013年10月11日
屋久島実習から帰ってすぐに・・・
今年の2年A組の屋久島実習は、立て続けに台風が通過したため大変な天候の なかで行われました。それでも、晴れ間には多数のチョウが飛び、なんとか 無事に調査もできたようです 実習から帰った次の日にもかかわらず、チョウの調査をしていたグループの 女子4人が展翅をするために登校してきました。えらい! ただし、まだまだ展翅には慣れなていないため、ワイワイ・キャァキャァ 言いながらの作業となりました。この写真では、みんな集中して作業して ますね 展翅版にの・・・
2013年10月7日
ダイオウイカを見てきました
先週、国立科学博物館(以下、科博)の特別展「深海」を見に行ってきました。科博には実習などで50回以上は通っている教員(吉)ですが、特別展を見るのは実は今回が初めてでしたお目当てはもちろん、ダイオウイカ。NHKでも放送されていましたし、世間の注目度はピカイチではないでしょうか。長い行列に並んで、すし詰め状態で見てきた内容を少しご紹介しましょう展示の前半では、深海という環境を理解してもらうように、光が届く深さや、水深と波長の関係などがパネルにまとめられていました。続いては深海の探・・・
2013年10月2日
意外と筋肉質?なウラギンシジミ
10月に入って、2年生が屋久島のでの実習、1年生は選択の野外実習で 学外に出ているので、数日前までの喧噪とは打って変わって学校内は ひっそりと静まりかえっています こういう時期は学内の雑用を片付ける絶好のチャンスなのですが、台風の 影響で外は雨続き・・・ヤブランの移植はもう少し先になりそうです さて、今回のブログでご紹介するのは、ウラギンシジミの「脚」です。 実は、ウラギンシジミの脚って結構がっちりしていて、たくましい印象を受けます。 (昆虫の体は外骨格・・・
2013年9月30日
夏の終わり・・・
イチモンジセセリが目につき始めると夏の終わりを感じて寂しいと、過去の ブログで書いた教員(吉)です。実は、その他にも、夏の終わりを寂しく 感じるものがあります この写真を見てください。ヒガンバナにボロボロのクロアゲハのメスが訪花 しています。まだチョウがフレッシュな個体であればそれほどもありませんが、 ボロボロの場合には、本当に夏の終わりを感じてしまいます とくにこのメスは、片方の触角も途中で切れていますし、腹部もぺったんこな だけでなく(きっとかな・・・
2013年9月27日
秋はコクワガタの季節です
暑い暑い夏も終わり、朝晩は肌寒く感じるくらいの季節になりました。あれだけ 樹液酒場を賑わしていたカブトムシ、カナブン、シロテンハナムグリ、スズメバチも 今はもうほとんどいません そんなひっそりとした樹液には、コクワガタが訪れていました。このコクワガタは 真夏よりも初夏や秋の方が個体数が多いように感じます。 少しわかりにくいですが、オスのコクワガタです。かなり暗いのでシャッター速度が 稼げず写真がぶれてしまいました。手ぶれだけではなく、樹液を吸っている間も意・・・