2014年8月22日
アオクチブトカメムシと思ったら・・・忍び寄るプレデター!
*2年生のSさんが種同定の間違いを指摘してくれましたので、訂正します(H26.9.24)。 Sさん、ありがとう! サクラの樹皮で羽化直後のアオクチブトセアカツノカメムシを発見しました。なかなか格好良い カメムシなので、夕暮れ時の暗い林内でしたがISO感度を上げてなんとか撮影しました。 まだ色味は薄いですが、スタイルも良く、やっぱり格好いいですね。パソコンに取り 込んで拡大して、複眼にピントが合っているかを確認したら・・・あら?なんか他の カメムシも写っ・・・
2014年8月20日
今回もクイズです!
さて、今日の問題です。 これはいずれも黒姫実習場近くで観察した スミレの仲間ですが、 ひとつはタチツボスミレで、 もう片方はオオタチツボスミレです。 同じ時期に開花しており、ほぼ同じ場所に あります。 どこが違うでしょ~うか? 前回のカエルの答え! 14頭でした! (よ)
2014年8月18日
今回はクイズです!
初夏の黒姫実習での一コマ... 実習場内をうろついていると、オオウバユリの 葉っぱの上でくつろいでいるアマガエルをよく見かけます。 おひさまをたっぷり浴びて、干からびてしまうんじゃないかと 心配ですが、彼らはそんなことお構いなしに、ひたすら 葉っぱの上でボケーッとしています。 とはいえ、近づいて手を出したりするとすぐに逃げるんですけどね。 さて、問題です。 この写真の中に、何頭のアマガエルがいるでしょうか? ・・・
2014年8月18日
ミシマバイカモの花
数年前に静岡県は三島を訪れた際にその存在を知ったミシマバイカモ。今年も三島に 寄ったので写真を撮ってきました ミシマバイカモはキンポウゲ科ですが、花がウメに似ていることから梅花藻といいます。 その名の通り三島の固有種で、天然記念物なのですが、小川にたくさん生えているので、 知らなければ、そんなに貴重な植物とは思えないかもしれません 実際には絶滅が危惧されていて、外来水生植物の駆除を含めた熱心な保全活動のおかげで なんとか回復しつつあるそうです 水・・・
2014年8月12日
来年はどうなる?不思議なアジサイ
梅雨時にブログで紹介した学校のアジサイですが、そのうちの1株に謎の変化が 現れてきました。 もともとの株の写真はこちらです。かなり変わった品種でした この花が終わった後、枯れた部分を切って維持していたのですが、7月中旬頃から 新しいシュートが出てきて、つぼみがつくようになりました。事務局のYさんと、 「もう一回咲いてくれるかな?でも、これからは暑くなるからきれいには咲かない かも」と成長を見守っていました 8月に入って花が咲き、喜んだのもつかの間・・・
2014年8月8日
真夏の夜の奇跡~頑張れ、ミンミンゼミのジョー!
前回に引き続き、セミの羽化ネタです。今回の主役は、観察会に参加した1年生と、 ミンミンゼミの「ジョー」です。 まずは観察会の様子から。夕方の日暮れ前に地面を見て歩き、これから地上に出て くるセミの幼虫を探します。初めての学生には、まず、穴の中の幼虫を探すことが 一苦労です。みんな一生懸命に穴をチェックして回ります 日が落ちて、辺りが暗くなるとあちらこちらでセミの幼虫が姿を現しはじめます いくつか目星をつけていた幼虫のうち、一番はじめに羽化し始め・・・
2014年8月4日
真夏の夜のイナバウアー
銀盤で観客を魅了するイナバウアーの名手と言えば、もちろん荒川静香さん。 では、夏の夜にイナバウアーするのは誰でしょう? 答えは「セミ」です。真夏の夜、辺りが暗くなると地面からごそごそと幼虫が 這い出て来て、木の枝などにつかまって成虫になります。 外の様子を伺う幼虫。穴の中に顔が見えます 今、まさに出てくるところ 背中が割れて、成虫が出てきます イナバウアー 翅(はね)を伸ばして、固まるのを待ちます 豊かな雑木林・・・
2014年7月31日
黒耳ガメ
市民参加型のある調査によると、日本の野外でもっとも多く見られたカメはアカミミガメでした。北米からやってきた外来種。小さいうちはペットショップなどで"ミドリガメ"の名前で売られ、放されたものが野生化しています。学校の近所の池でも、クサガメと一緒にたくさん泳いでいました。上がメス。下がオス。オスは前足の爪が長くなります。よくみていると、なかには変わった色のやつが。これはアカミミガメの黒化個体。大きなオスに見られる色の変化で、トレードマークのアカミミ(赤耳)はすっかり黒耳、甲羅の色・・・
2014年7月28日
セミノヌケガラ
週末のイベントに向けて、ここのところセミの抜け殻を拾い歩いています。 目標は3,000個! 今週に入ってから、抜け殻の数がいっきに増えてきたような気がします。 夏本番!暑いー。 (みず)
2014年7月23日
吸盤?分子間力?!
下の写真の中にある動物がいます。さて何でしょう?正解はニホンヤモリ。この写真は学校の近所で撮影したもの。都市部でもみられる爬虫類ですが、地味な色かつ夜行性のため、いても見過ごされがちです。さて、このヤモリ。ガラス窓や天井に逆さまに張り付いて動くことができます。その仕組みとして、足の指にある無数の毛(電子顕微鏡で見えるレベル)と接地面との"分子間力"により吸着できるといわれています。カエルのような吸盤ではなく、分子間力?!それを示すひとつの例として、分子間力がはたらきにくい物質・・・