2018年 12月 12日
鳥の行動生態学
この前は秋山知伸氏をお招きした野生動物学の授業、今回は立教大学名誉教授の上田恵介先生にお越しいただきました。
上田先生は、日本の鳥類研究の第一人者。動物の行動が、生きていく上でどんな意味を持っているかを調べる「行動生態学」という分野がご専門です。授業では、幼少期のエピソードにはじまり、学生時代に研究されていたセッカの繁殖生態の話、刷り込み、人生観に至るまで、豊富な経験と知識をもとに、多岐に渡る話題を披露してくださいました。
上田先生のご出身は大阪。授業の内容も然ることながら、漫才のようなその軽妙な語り口で、授業中いつも眠そうな学生たちも、笑いながら話に引き込まれていました。授業が終わってからも、上田先生は沢山の学生たち取り囲まれ、1時間近く質問攻めにあっていました。
インタープリターを目指す学生も多いですが、こうした動物の行動に関する知識や話術が、例え本筋とは関係なくとも、お客さんの興味を引くのには大切だということに気づいてもらえたかな?
(沖)