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  • 2016年11月21日

    オリーブの天敵

    先日、野生動物対策の研修で訪れたオリーブ畑。 防除柵が作られていた。 オリーブを食らうケモノ対策? そうではないらしい。 防除柵を作った理由はミミズ。 ミミズをさがして根や石垣を掘り返えす、イノシシ対策とのこと。   実を生で食べたことがある人なら想像つくかもしれない。 オリーブは天敵の種類が少ない植物である。 ところが日本での栽培にあたって、厄介な害虫の存在があった。 その名もオリーブアナアキゾウムシ。 原産地の地中海・・・

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  • 2016年11月17日

    菊を乗せた鳥の王様

    はじめまして、2年の仲田です。今回は増穂実習で観察することができたキクイタダキについて紹介します。 キクイタダキは、漢字で「菊戴」と書きます。頭の黄色い羽を菊の花びらに見立て「菊を戴く」としたのが名前の由来です。ちなみに、ヨーロッパでは黄色い冠を被っているように見えるため、「鳥の王様」ともいわれているそうです。かっこいいですよね! 普段は、留鳥・漂鳥として北海道や本州の亜高山帯~高山帯の針葉樹に生息し、果実や虫などを食べて生活しています。日本最小の鳥でとても小さく・・・

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  • 2016年11月15日

    屋久島の色撮り!

    2年の岡田です。今回は先月の屋久島実習で見られた鳥について紹介します。屋久島実習では、学生が調査計画を立てて自由に島内を巡る自主調査があり、僕は鳥類相調査をおこないました。今回の屋久島実習では、幸運なことに(?)台風18号が接近していたため、台風で流されてきた鳥など、珍鳥を見ることができました。 まずは、調査初日に永田で見られたクロハラアジサシの幼鳥です(冒頭写真)。風に流されないように前傾姿勢で目を細め、必死に堪えている姿勢が健気で可愛かったです。観察していると、狩り・・・

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  • 2016年11月4日

    アルゼンチン実習行ってきました

    アルゼンチンの北部に位置するミシオネス州とフォルモサ州で、約3週間の実習を行ってきました。 前半のミシオネス州では、イグアス周辺に広がるパラナ密林の保全がテーマです。 日本とは異なる保護区とそこで働くレンジャーと一緒に活動することで、アルゼンチンのレンジャーの仕事を学びました。 後半のフォルモサ州では、自然研が行っている、自然資源を活用した地域住民の生活向上プロジェクトに参加しました。 この国際協力プロジェクトには、現地で卒業生が活躍しており、学生にと・・・

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  • 2016年10月31日

    チビサナエ

    屋久島の小さな沢で見つけたトンボ 九州南部から奄美群島に分布する、サナエトンボ科の最小種「チビサナエ」 全長4cm前後で、マッチ棒より小さいくらい ↓以前見つけた幼虫も終齢ではなかったが、とても小さかったのを思い出した (4月撮影) 通常、成虫の出現時期は5~8月くらい 嬉しい出会いだった (石)

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  • 2016年10月30日

    水の島

    屋久島の年間降水量は平野部で約4,000mm、山頂部では10,000mm を超えるといわれる (東京は約1,600mm) 今年度の実習でも、学生たちはしっかりと屋久島の雨を浴びてきた 日本の滝百選の「大川の滝」も水量たっぷり 森の中のコケも輝いてみえる 島内の川はどこも澄んでいる やはり、水の島だ (石)

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  • 2016年10月29日

    サキシマフヨウ

    今年の屋久島での野外実習が、終わった。 最終日の朝、一湊を少し歩いた。 一湊ではヘゴが目立つ。 アマクサギの青い実が美しい。 今年はサキシマフヨウがいつもより多く咲いているように感じた。 どの木も満開だ。 本当に大きな花。 気持ちのいい朝だった。 (みず)

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  • 2016年10月27日

    ハトの手品実習?

    皆川先生、ハトを手に持って、手品の実習? いいえ、これは野生動物リハビリテーション実習の一環で、ハトなど中型鳥類の保定方法や診断の方法を学ぶ実習です。午前中は講義で、救護された野鳥を診る際の注意点などを解説。 午後から実際にハトをつかって実習です。はじめて触る学生も多くて、みんな恐る恐る。でも、しっかり握らないと、逃げられてしまいます。両手、片手での保定、それから体重、体温、心拍数などを計りました。今回は大人しいクジャクバト(カワラバトの観賞用品種)を使っ・・・

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  • 2016年10月25日

    動物と人との距離

    今2年生は世界自然遺産屋久島実習中。屋久島にはニホンザルの亜種ヤクシマザル(ヤクザル)と、ニホンジカの亜種ヤクシカが生息している。 本州で動物達に出会えば、人の気配を察するなり一目散に逃げていくか、餌をくれると思って近寄ってくるのが常だ。でも、ここ屋久島は違う。寄ってくるでもなく逃げるでもなく、ただそこにいる。 苔むした岩に腰かけ、森の中でゆっくりと流れる時間を彼らと共有していると、ああ、これが動物と人との間に本来あるべき距離なんだ、と気付いた。その感覚は・・・

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  • 2016年10月20日

    なまず実習

    チャネルキャットフィッシュ(CCF)。またの名をアメリカナマズ。 3年生の実習で湖沼の外来生物調査に行ってきました。 まずは様々な調査方法を身につけることから。 現地の大学にお世話になりながら進みます。 ナマズ釣りでは、船で沖まで。 2時間の釣果は冒頭の写真のとおり。 水温が下がって釣れなくなってきているとはいえ、大物ゴロゴロ。 でかいし、多いし、雑食性だし。特定外来生物の指定もごもっともです。   こちらは定置網 ・・・

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