アホウドリの授業
僕が担当している生態学IIの授業では、主に保全生態学の話題を扱っています。今回は、山階鳥類研究所から特別講師として保全研究室室長の出口智広博士をお招きして、アホウドリの保全事業についてお話ししていただきました。 アホウドリは、羽毛や卵目的の乱獲などで一時は絶滅したと言われるほど数を減らした鳥です。しかし、今から70年ほど前に鳥島で十数羽の繁殖個体群が再発見されて以来、東邦大学の長谷川名誉教授が中心となって実施された保全プロジェクトが成功し、今では5000羽を超えるほどに・・・
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