2012年10月22日
屋久島の赤い彗星?~ベニトンボ
久しぶりの更新です。10月11日から10月19日まで2年生の屋久島実習に同行してきました。写真の整理が出来たら、実習の様子や屋久島の生き物を少しずつ紹介していきます今日は、美しい色彩のベニトンボを紹介します。名前の通りの体色です。教員(吉)は初めて実物を見ましたが、図鑑で見るよりもずっと綺麗です。miz先生に連れて行ってもらった撮影場所は海辺のすぐ近くで、「こんな所に幼虫(ヤゴ)が住めるのか?」と思う環境でオスが縄張りを張っていました。残念ながら今回は雌を見ることは出来ません・・・
2012年10月9日
イナゴのようでイナゴでない。その名は・・・イナゴモドキ!
8月上旬に長野県黒姫にある実習場の草地でイナゴを見かけました。一見すると腹部よりも翅(はね)がかなり長いのと、かなりたくさんの個体数がいたのでハネナガイナゴだと思って写真を数枚しか撮っていませんでした数日後、あらためて写真を見ているとどうもおかしい。イナゴより触角が長いし前胸も小さい気がする・・・と思って図鑑を調べ直してみたら・・・ありました、「イナゴモドキ」。イナゴとは別属だそうです。もともと山地性で分布も広くはないようです。私も初めて見ました。教員(吉)の故郷、大阪では絶・・・
2012年10月4日
いいなぁ~
10月の初旬から中旬まで、当校は実習月という名の秋休みに突入しております。 現在は2年生の屋久島実習のほか、アルゼンチンへの海外実習も行われております。 そんな中、学校では何とも微笑ましい光景を見ることが出来ました。 クサガメの「クサコ」と「クサコⅢ」が仲良く甲羅干しをしています(^-^) 学校に来た当初のクサコⅢは、いつも物陰に隠れているようなシャイなカメでした。 しかし最近は他のカメとも仲良くなったのか、姿を見せてくれるようになりました!・・・
2012年10月1日
幼虫界の赤い彗星
皆さんこんにちは 昆虫に詳しくないTCE生のやまぎわです。 今回は学校にいた蛾の幼虫みたいなイモムシを見つけました。 トゲトゲしていて毒を持ってそうなこの見た目!! さあこれはなんでしょう? わかりますか? ヒントはタチツボスミレやパンジーなどのスミレ科の植物が食草です。 ↓ ↓ ↓ ↓ 正解は・・・ タテハチョウ科のツマグロヒョウモンの幼虫でした。 なんとこれは"ガ"ではなく"チョウ"の幼虫だったのです。 昆虫に・・・
2012年9月28日
昆虫の標本を作ってみよう!
本日で前期の授業が終わり、1年生は秋休みに入ります。 休みを目前としているからか、校内の雰囲気がソワソワしているような気がします。 そんな中行われた前期最後の授業は、チョウと甲虫(カナブンなど)の標本作製です。 先生から、作り方の説明を受けて... いざ!標本作製スタート! 今回標本にした昆虫は、1年生がこれまでの実習などで採取したものなどを使用しました。 採取してから時間が経過していた為、乾燥して固まっていた個体もあったようです。・・・
2012年9月26日
昆虫界のミュータント
自然環境保全学科1年の吉田です。今回初めて学校のブログに投稿します。 8月30日から9月8日まで自然環境保全学科の1年生は、第3回目の野外実習を長野県の黒姫で 行いました。そこでおもしろい姿をしたムシを見つけたので紹介します。 黒姫実習場では希望者は自分でテントを張って寝ることができます。そのテントの上にはハエや アブなどが集まってきてとても目障りなのですが、ある日、ふと見ると何やらいつもと違う来訪者が。 ??・・・
2012年9月24日
野生動物リハビリテーション実習
とある金曜日、「野生動物リハビリテーション」の授業の実習が 学校で行われました。今回の実習は、傷つき、救護施設への搬送が 必要な野鳥を見つけた場合の対処方法を修得することが目的です。 前半は、野鳥の搬送方法についての実習を学びました。 野鳥へのストレスを最小限に抑え、安静に搬送するにはどういった 工夫が必要なのか?手で掴んでの搬送は、野鳥へのストレスが大きく なってしまうので、搬送する際には専用の箱を使用します。 今回は身・・・
2012年9月20日
みんなウミネコ?
目つきの悪い鳥と言えば、真っ先に思いつくのがゴイサギの幼鳥とウミネコを思い浮かべる教員(吉)です。今回は、ウミネコの紹介をしたいと思って、あらためて調べてみると親鳥と若鳥と幼鳥でずいぶんと外見が違うんですねぇ。 幼鳥と親鳥の違いは知っていましたが、1年目と2年目の若鳥(冬羽)まで考えると、ただでさえ似た種の多いカモメ類の区別がますます出来ません(涙)そういうわけで、今から紹介するのはとりあえずウミネコとしておきます まずは親鳥から。いかにも目つきが悪く、何・・・
2012年9月18日
国立科学博物館見学(第2回)
夏休みが終わってすぐの9月上旬に、1年生は上野にある国立科学博物館(以下、科博)の見学に行ってきました。当校では授業として毎年3~4回は科博の見学を行っています。膨大な標本数を誇る科博なので、当然、1日ですべて回ることなど出来ません。ましてやじっくりと解説や標本を見比べたりするとワンフロアだけでも結構な時間がかかります。 当校では毎回ごとに違うテーマを設定しているため、学生たちは同じ展示物からでも違う情報を得る必要があります。今回は少し刺激的な課題だった・・・
2012年9月14日
膝の裏からチュ~ッ!ミズカマキリ恐るべし!
すこし前まで学校には「里山の水田」というコンセプトの90cm水槽がありました。その中には、ガムシやシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ミズカマキリなどの水生昆虫とアカハライモリ、ヒメダカを入れた混泳水槽がありました。ある日、学生から「ガムシがミズカマキリに捕まってる!」と報告を受けました。まぁ、ミズカマキリに色々と食われるだろうと思ってはいたもののガムシが捕獲されたのには少し驚き、様子を見に行きましたたしかに、脚を捕まれてガムシは動けないみたいです。普段は動きのとろそうなミズカ・・・