2014年6月30日
梅雨の晴れ間に
梅雨の晴れ間に、里山のトンボたちを観察してきました。 休耕田の周りに、モートンイトトンボが多数飛んでいました。 オスは腹部先端のオレンジ色が目立ちます。 眼後紋(眼の後ろの模様)がハート型なのも特徴。 モートンイトトンボのメスも沢山飛んでいました。 未成熟なときは、左の写真のように体色がオレンジ色をしています。 成熟すると右の写真のような黄緑色に変化します。 イトトンボの仲間は、成熟すると体色が変化する種も多いです。 細い水路で、ふわふわ~・・・
2014年6月24日
なかなか用心深いアカシジミ
シジミチョウ好きの人なら誰も知っている「ゼフィルス」。その美しさと年に1回しか 現れないことで有名なミドリシジミ系は、都心で撮影するチャンスはありません。 ただ、アカシジミやミズイロオナガシジミなどはやや派手さに欠けるものの、少し大きな 雑木林が残っていれば姿を見る可能性があります このアカシジミは梅雨の晴れ間の午前中に撮影したもので、地面で吸水していました。 低い位置ですし、写真に撮りやすいかなと思ったのですが、こちらを警戒してなかなか 落ち着いて止まっ・・・
2014年6月19日
頭に箒をつけた怪しいヤツ~ヒメクロイラガ~
「な、なんだ、これは?」と思わず目を疑った教員(吉)です。調べてみるとこいつの正体はヒメクロイラガというそうですなんと言っても特徴的なのが、頭部にくっついている箒のような出っ張りです。はじめは触角かと思いきや、横から写真を撮るとちゃんと触角は別にあるではあ~りませんか!何ともまぁ、足も太くて毛むくじゃらで、がっしりしていること!上から見ても、横から見ても実にユーモラスですでも、こいつの正体はイラガなので注意が必要です。幼虫は案の定、触るとかなり激しい痛みに襲われるようですが、・・・
2014年6月18日
初夏です!クワガタムシの季節です
2014年の梅雨は大雨が降り続いたり、梅雨の晴れ間には30℃近くまで気温が上がったりと、極端な天気になっています人間にとっては体調管理が難しい時期ですが、そんな蒸し暑い初夏の日はクワガタムシにとっては活動する絶好のコンディションですカメラを片手に樹液をチェックしていると、昼間にもかかわらずコクワガタがたくさん見つかりましたオスとメスが仲良く樹液を吸っていました。フラッシュは切っていたのですが、こちらの気配に気づいて、メスがオスの下に潜り込みます。どうやらデートの邪魔をしてしま・・・
2014年6月16日
発見!!オオミズアオの羽化
ちょっと前の情報です。4月29日(火)昭和の日の祝日、自宅近くの雑木林を某高校生物部 OB・OGの方々の観察会が自宅近くで開催されることを知り、それに参加した際のことです。 観察・散策中に、オオミズアオが羽化を終え羽を伸ばしているところを発見したのです。 人生初の発見です。 私が発見し、観察会の皆でちょっとした撮影会になりました。 その後、もう一個体も発見、計2個体!! 20年前位には、夏の夜に自宅の網戸・・・
2014年6月11日
身近な場所で見られる鳥(10)~歩き方が可愛い!ムクドリ~
都会でも1年中見かける、まさに身近な鳥の代表です。オレンジ色の足がよく目立ち、 人も怖がらないので、肉眼で行動や特徴を観察するにはもってこいかもしれません 地面で昆虫を探したり、木の実を食べたり、秋には熟した果実もつついてみたりと 本当に何でも食べる印象が強いです あまりにも普通にいるし、いつでも写真に撮れるから・・・なんて思っているので 油断していましたが、意外と歩き方が可愛いんですヨ! 足指をピンと伸ばして、姿勢良く、まっすぐ踏み出してます ・・・
2014年6月3日
身近な場所で見られる鳥(9)~ドバトの求愛行動~
5月下旬に学校近くの公園でドバトの群れを何気なく見ていたら、なにやら騒々しく動きまわる2羽が目につきました。オスが求愛ディスプレイをしているようですこのオスは首の周りが膨らんで色もきれいにみえますお気に入りの雌の前で首を膨らませて、精一杯自分をアピールしています。メスは目の後ろに白い色が入った少し変わったオシャレさんですね一生懸命アピールするオスですが(ちょっと怖いッス)、メスはいっこうに相手にしてくれません。果たして、このオスの恋は成就するのでしょうか?そんなことを考えなが・・・
2014年5月28日
春型のゴマダラチョウ。アカボシゴマダラじゃないよね?
ゴールデンウイークの頃、ふわふわ飛ぶ白いチョウを見かけることがあります。大きさはアゲハの春型と同じくらいの大きさですが、滑空するように飛ぶのでアゲハでないことはすぐにわかります追いかけてみると、そのチョウはガードレール脇で新葉を茂らせているエノキの幼木の周りをうろうろしていました。そう、正体はゴマダラチョウですゴマダラチョウの春型は、夏型よりも翅の白地が多く、とくに雌では翅の裏面は真っ白に見えることもあります。どうです、かなり白くないですか?一昔前なら、ゴマダラチョウの白い個・・・
2014年5月23日
漁師体験
先日、茨城県霞ヶ浦の漁師の方の船に乗せていただきました。 霞ヶ浦の港から船に乗り、沖合の定置網にかかっている魚を回収します。 3つほどの定置網を回収し終えると、下の写真のように船の中は魚で一杯です。 コイやギンブナ、キンブナ、ゲンゴロウブナ、ニゴイ、ハクレン、チャネルキャットフィッシュなどなど 大小様々な魚が採れました。 以下に採れた魚たちの一部をご紹介。 ① クルメサヨリ (環境省レッドリスト準絶滅危惧。) ・・・
2014年5月22日
都内でヒオドシチョウ発見!でも・・・
いつもの公園を散歩中、ふとクスノキの太い枝の切断面を見上げると、なにやらタテハチョウ類の蛹がついていました。ぱっと見の印象でゴマダラチョウ系の蛹ではなく、ツマグロヒョウモンかな?と近づいて確認したところ・・・なんとヒオドシチョウの蛹じゃあ~りませんか!いや~都内の公園にいるんですねぇ~。驚きましたこの公園に通って3年が経過しますが、一度もヒオドシチョウの姿を見たことはなく、ちょっとテンション上がりながら写真を撮ってきましたよく見ると、手前の蛹はきれいですが、後ろの個体は蛹化に・・・