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2015年 1月 13日

腕時計ベルトの遊環自作

ダイバーズウオッチやGショック等にはウレタン製のベルトが使われていることがある。

海水や汚れなどが浸み込まず適度の伸縮性があり、大変具合がよろしい。

ただし、長く使用していると必ず起こるのが加水分解というウレタン素材そのものの劣化である。

この加水分解と使用によって掛かる負荷によって、真っ先に壊れてゆくのが遊環である

下の写真の上にあるものが長年にわたり私のダイバー(塩漬け)生活を支えてくれたログメモリー。

下の(バックアップ用)ログメモリーから遊環を移植して使用中である。

IMGP3121.jpg

剣先を美錠に通したのが下の写真であるが、遊環のあるなしでこんなに違いがある。

IMGP3123.jpg

以前は水道用のゴムパッキンを使っていたが、シックリとはこなかったのだ。

最近ではネット通販などで純正にこだわらなければ購入できるようになった。

1個あたり400円程度であるが、手数料や送料を加えると結構な値段になってしまう。

そこで、遊環を自作してみた。お手本は下の写真の古いナイロンベルトである。

IMGP3130.jpg

ナイロンテープの端を融着してあるだけである。

縫う必要がないので、ザックなどのベルト補修よりはかんたんである。

構造は見当が付いた。材料のナイロンテープもある。即実行である。

ベルトの剣先を美錠に通し二重になった部分に、写真の見やすさとベルト本体

の保護を兼ねて紙を巻いた。そこへナイロンテープを一周半弱巻きつけ、

余分を切りとる。本来はここでベルトから外して作業する。

IMGP3126.jpg

ナイロンテープの端を下、上の順に融着する。下写真はナイロンテープ上側を融着した状態。
IMGP3128.jpg

同様の方法で遊環を2つ作り実際に剣先を通してみたのが下の写真。

良い感じである。

IMGP3129.jpg

気を良くしてもう一つ、Gショック用も作ってみた。

こちら(写真下)も良い感じに出来上がった。

IMGP3132.jpg

作って間もないので耐久性に関しては不明だが、難があれば対策してゆくのも良いだろう。

幸いに、使っていないストラップなどがいくつもあり、良い素材になりそうだ。

  S田

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