2014年 11月 29日
丹沢の森林再生
教員2名と有志の学生で丹沢フォーラムに参加してきました。
午前中は丹沢の森林の現状紹介。午後からは神奈川県が取り組む森林再生の現場をみてきました。
林内の下層植生。シカが嫌いなマツカゼソウが優先していました。
樹皮はぎ被害。防止用に巻いたプラ製ネット(左下)がやぶられています。
自然力に頼り徐々に混交林化を目指す取り組み。
木材利用が大変な場所(林道から200m以上離れる)が対象です。
間伐した木を横に並べて土壌流亡を防いでいます。
広葉樹林再生を目指す地域(高標高)へ延びるモノレール。
人や物資を運びます。レールは向かって右側だけで支えられ、左側には波状の歯がついています。
敷設面積は小さく、急峻な山地では林道整備より環境にやさしいとのこと。
木材利用、水源林としてみた森林。多様な生物を育む環境と獣害への対応。森林再生に様々な取り組みを進める大変興味深い現場でした。
(小)