屋久島でシカが増えすぎたことで、生態系に与える様々な影響が指摘されています。
今回は西部林道を例にシカのインパクトについて少し紹介しましょう。
まずはディアライン。文字通り「シカの線」です。これはシカが林道沿いの斜面に
生えている植物を食い尽くしてしまうためにできるラインのことです。ちょうど背が
届く高さまでは植物がなく、まるで刈り払い機で草刈りをしたのかと思うほど明確な
境界線が出来ます
この斜面では、ヤクシカが嫌いなコシダ以外はすべて食い尽くしにあっています
西部林道では下層植生はほぼ壊滅状態でした。林内の様子です。ほとんどの場所が
裸地になっていました
西部林道で繁茂していた数少ない植物は、このコシダとハスノハカズラでした。
ヤクシカが嫌いな植物の代表格だそうです。
屋久島実習に初めて参加した教員(吉)ですが、屋久島環境文化研修センターで
働いている卒業生達にたくさんのことを教えてもらいました。
みんな、たくましくなっていました! (吉)