2年生にとって最後の長期実習となる屋久島での実習が10月に行われました。紹介が少し
遅くなりましたが、黒味岳の登山の模様をお伝えします
黒味岳は標高が1831mもある屋久島有数の高峰です。黒味登山の目的は照葉樹林帯が広がる
平地から、標高が上がるにつれて植生が変化する様を学生に感じ取ってもらうこと・・・
ですが、登山前に大はしゃぎする学生の様子を見ると、教員達の意図を汲み取ってくれて
いるかは微妙・・・です
低地の照葉樹林もいつのまにかスギ林に変わり、そして山頂付近では屋久杉の白骨化した
姿が目に付きます。写真は黒味岳から見える高盤岳のシンボル、トーフ岩ですが、屋久杉は
腐りにくいため白い立ち枯れのまま長い期間、残っているのだそうです。
さらに歩くと周囲の樹木の背丈が低くなってきます。山頂付近になると学生の方が大きく
なってしまいました。標高1800mあたりから森林限界になるようですから、まさに今、その
領域に足を踏み入れているといったところです
山頂での学生達です!周りには樹木は見あたりません。まさに雲の上の世界でした!
この日は良い天気で視界も良く、とても素晴らしい景色を堪能しながら昼食をとることが
出来ました。なかなか恵まれた黒味岳登山となりました (吉)