2014年 8月 22日
公園の謎の実
公園で不思議な実を拾ったので正体が知りたい!
ととある人物に小さな果実のような物を託されてしまった。
受け取る前に聞いたところ、それは5mmほどで中が空であるという。
なるほど。中が空とは不思議である。実であれば種が有っても良いのだが。
4玉あるが、1つは他と違うようである。
その他と違う1つを観察していると割れてしまった。
下は割れてしまった玉の写真である。
中は以下の写真のとおり。空ではない。
別の3玉は下の写真。大きさの見当になると思い1円玉の上で撮影した。
つやつやしていて色合いも良い。先のものは芋っぽい外観であったが、
こちらは果実の雰囲気を醸し出している。一見旨そうである。もう少し大きければ
食していたに違いない。では切ってみよう。サクッと切ると中は空であった。
もう一つ切ってみた。サクッ。これも空であった。
せっかくなのでもう一つサクッと切ってみた。・・・ん!何かいる。
下が玉の中に何かいる写真。
(桃太郎を思い出した。よく切られずにいたものだ。昔話を聞いた時から不思議であった。)
これは虫こぶに違いない!と薄葉重先生からいただいた『虫こぶハンドブック』を開いた。
最初の1玉はクヌギハマルタマバチが形成したクヌギハマルタマフシで、次の3玉は
ナラメカイメンタマバチの形成したコナラハウラタマフシであったようだ。
虫こぶという怪しい響きからも感じられるが、この分野は非常に奥が深い。
虫こぶ沼にハマってしまいそうである。
S田