2月の上旬、公園に足を運んでみると、枯れ葉をまとった樹木が目にとまりました。
公園内にあるたいていの樹木は葉を落としているなかで、こんなに立派な枯れ葉を
つけている樹木はそれほど多くはありません。クヌギやカシワなどの落葉樹も冬に
葉を落とすわけではないのですが、樹皮の雰囲気も違います
しかも、なんか明るい黄色の花がついています。目が悪いから遠くからでは自信が
無いので(^^;)、近づいて確認しました。マンサク科の樹木ですね
マンサクは枝に花を多数つけるので「満作」になったという説と、他の樹木よりも
花が「まず咲く」が訛ってマンサクになったという説があるようです。
早春の寂しい時期に彩りを添える樹種として重宝され、品種改良もされています
ただ、落葉せずに花をつけるのはシナマンサクだけで、花期は2月頃で他のマンサク
よりも早く咲くとのこと。
真冬の林の中で、茶色い葉と黄色の花のコンビネーションが作り出すコントラストが
なんとも不思議な空間でした。 (吉)