2024年 7月 10日
屋久島での思い出(宮之浦岳登山)
毎年、世界自然遺産の屋久島で実習を実施しています。
今年も無事に実習が終了し、学生たちは屋久島の魅力や世界自然遺産に選定されている理由を体感してきました。
屋久島では、九州最高峰の宮之浦岳を含む山々が中心にあり、アカウミガメの産卵地としてラムサール条約に指定されている浜を含む海に囲まれています。
毎年、屋久島で様々な分類群を学んでいますが、今年は宮之浦岳登山に一部の学生が挑みました。私はこの登山に同行したので写真を紹介します。
基本的に曇りと雨でしたが、この日だけは晴れで登山日和!日の出前に集合すると星がきれいに見えています。
登山ルートは往復10時間程ですが、元気に出発。最初の見せ場は花之江河と黒味岳です。屋久島の山頂付近の湿原で見られるコケスミレが咲いていました。写真だと分かりづらいですが、花は4-5mmです。小さい。
ここをしばらく進むと稜線に出て、気持ちよく歩くことができます。大きな花崗岩を見ながら歩けるのは屋久島だけですね。栗生岳付近から見えるは、左から翁岳・安房岳・投石岳です。
所々にヤクシマシャクナゲが残っていました。今年は当たり年だったようですが、この時期ではもうほとんど残っていなかったです。
宮之浦岳山頂に無事登頂!学生はみな満足そうでした。
栗生岳に向かう学生たちを見ると花崗岩の大きさが伝わるかと思います。屋久島のスケールは大きですね。
来年も学生と一緒に宮之浦岳を目指したいです。
(ぎわ)