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2016年 8月 15日

森の王者…になれるか!?

2年の岡田です。今回は第2回増穂実習中に観察出来たオオタカについて紹介します。

オオタカはタカ目タカ科、いわゆる猛禽類と呼ばれる鳥で、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。森の王者と呼ばれるオオタカは、普段森で小中型の鳥を主な餌としながら生活しています。しかし近年は数が増えてきて、ドバトを主な餌としながら都心でも繁殖するようになってきているようです。今回の実習中に見つけたオオタカは成鳥に見られる紺色の羽も生え始めている生まれて2年目の若鳥でした。

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電柱のてっぺんに止まっていたのですが、すごく痩せているのが分かります。観察途中に、カラスがオオタカに対しモビング(擬攻)と呼ばれる行動をしてきました。

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モビングとは、ある鳥が天敵の鳥などに対して警戒して追い払うような行動(攻撃)をすることです。今回はつがいと思われる2羽のハシブトガラスがモビングしてきました。しかし、このオオタカは全くその場から動こうとしませんでした。スピードを出した車が下を通っても、通行人が通っても動かなかったので、僕達も真下に車をつけて観察する事が出来ました。何かを探している様子でしたが、やはり飛ぶ様子はありませんでした。体調が悪いのでしょうか?痩せいているのも心配です。

今回、見られたオオタカはこの場所を餌場として利用している可能性が高いので、3回目実習でも、元気になっていることを祈って、会いに行きたいと思っています。オオタカの他にも増穂では、ノスリ・トビ・ハチクマ・サシバ・チョウゲンボウ・ハヤブサなどの猛禽類が確認できています。

3回目実習の鳥たちも是非紹介したいと思いますので、楽しみにしていて下さい。

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