2018年 10月 24日
東京都高尾周辺のムネアカハラビロカマキリ(その2)
こんにちは!去年ムネアカハラビロの記事を書いた2年の関です。僕は虫の中でもクワガタやカマキリが好きで、実習中もいつも探しています。
今年も、9月23日にいつも観察に行っている多摩森林科学園と、近くにある陵東公園に行って、ムネアカハラビロカマキリが増えているかどうか探ってきました。多摩森林科学園では、まずムネアカが多く見られるポイント(サクラが植えられている広場)に向かいました。向かう道中、オオカマキリやコカマキリを見ることができました。
でも、サクラ広場に到着しても、なかなかムネアカは見つけられません。前回は9月前だったため、少し遅すぎたのかな~?と思っていたら、サクラの幹で発見!メスの個体でした(上写真)。カマに黄色い紋が3つ無いことから、ムネアカだと分かります。オスも見つけて、比較写真を撮ることができました。左がオス、右がメスです。
翅の形状や色が違い、オスは透けて見えるので区別することができます。個人的にはムネアカは他のカマキリに比べて警戒心が強く、特にオスは飛翔能力が高く、よく飛ぶと思います。去年同様、やはりオオカマキリは多く、10匹以上見られましたが、ハラビロは確認できませんでした。
結局、多摩森林科学園で確認したムネアカは、オス4匹とメス6匹でした。時期としても少し遅かったので、樹上にいたり低い位置にいたり、様々でした。去年見た時はセミの多い時期で、樹上に多かったのですが、今年はその確認は出来ませんでした。