2023年 12月 15日
晩秋の山歩き
先週、陽気に誘われて、東京と埼玉の県境に位置する棒ノ折山~高水山に登ってきました。
スギの林を抜け、美しい沢沿いを歩きます。
途中には、フジシダが群生していました。
フジシダの葉の先端で発芽した無性芽。
これが地面につくと、新しい株ができます。
すでに落葉した木も多いですが、
色づいた葉を残す木もまだまだ残っています。
タカノツメ
ベニドウダン(チチブドウダン)
メグスリノキ
渋い色合いが大人な感じです。
コハウチワカエデ
イロハモミジ
稜線付近では、遠くの山々が見渡せます。
あちこちのコナラやミズナラの根元には、大量の木くずがみられました。
幹をよくみると、2mm程度の小さな穴がたくさん空いています。
同じ木を見上げると、枝には茶色い葉が落葉せずに残っています。
最近、流行している「ナラ枯れ(ブナ科樹木萎凋病)」です。
こんなところにまで拡がっているとは・・・
帰り際に、立派なヤドリギを発見。
ヨーロッパでは、魔除けや幸福のシンボルとしてクリスマスに飾る縁起物です。
ちょっと幸せな気分で、山を下りました。
(ふみ)