2016年 12月 16日
“皮から革”工場
野生動物管理コースの3年生と、なめし工場にいってきました。
“なめす”とは、体表面組織の“皮”から、素材としての“革”へ加工する工程。
おじゃましたのは学校と同じ墨田区にある山口産業さん。
こちらを訪れた目的は2013年から始まったMATAGIプロジェクト。
シカやイノシシなど、捨てられがちな獣皮の活用をサポートする取り組みです。
工場でなめす素材のメインはブタやウシ。
獣皮はメインの余力のなかで対応します。
なめし方法は一般的な金属系クロムなめしではなく、植物由来のタンニンを使ったラセッテーなめし。
仕上がりや環境への技術的こだわり、新たな素材への挑戦や事業展開など、興味深い内容でした。
獣皮ならではの問題もいろいろあるようです。
野生獣のなめし加工は個人からも受け付けているとのこと(中小型哺乳類は除く)。
素材としての革はもちろん、活動に興味がある方はMATAGIプロジェクトHPまで。
(小)