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この国カンボジアにはたぶん洪水という概念はないと思われます。
1枚目の写真はプノンチソという遺跡のある山から、
東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖方面を見たものです。
写っている水面はトンレサップ湖ではなくトンレサップ川(メコンの支流)が氾濫したものです。
堤防が決壊したとかではなく、年1回、雨季には決まってこうなります。
乾季にはこの水は無くなってしまうんです。
雨季と乾季ではトンレサップ湖の水面積が3倍も違うくらいですから。
増水して魚が来れば、こうして大きなタモ網ですくいとります。
そしてすぐに売ります。
冷蔵設備が普及していないので一刻も早く消費者に届ける必要があるわけですね。
川から氾濫する水は人々に魚や、水田の肥料分を届けてくれる自然の恵みの一つです。