2006年 11月 9日
ウラナミシジミ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
関東地方ではウラナミシジミは秋の蝶です。
魚に死滅回遊魚というのがいます。
夏の間稚魚が暖流に乗って分布を広げ、水温が限界まで下がるとそこで死滅します。
この蝶もそんな生き物で、無霜地帯でないと冬越しできません。
千葉県で越冬できるのは房総半島南端あたりといわれています。
冬越しした地域から夏の間に生息地を広げていきます。
野田市あたりでは夏の終わり頃になると姿を見かけ始め、10月に個体数が増えた感じがします。
回遊蝶とはいわないので、死滅放散と言うのでしょうか。
アメリカンフットボールでいうところのショットガン戦法みたいなもの?
翅の裏側が「さざなみ模様」になっているのでこの名前があります。
翅を閉じてとまると、後ろ翅をすり合わせるようなしぐさをします。