2016年 10月 5日
ど根性グモ
ど根性大根!
アスファルト舗装の隙間で見事に育った大根が数年前に話題になった。
大根は珍しいけれど、上の写真のように、植物ではしばしば。
学校の近所の石垣。
石の隙間からうす汚れた袋が上に伸びている。植物ではなさそう。
実はこれ。ジグモの巣である。
通常、ジグモの巣はこんな感じ。
袋状の網は、地中から伸びていて、クモは奥に待機。餌が袋に触れるとすばやく近づいて内側からかみついて捕らえるしくみだ。
ちなみに住人の姿はこんなかんじ。
立派な牙をもつ真っ黒なやつ。
通常の巣と違って、石垣の巣はL字型。地面から高さのある場所だ。
L字型だと待機姿勢は水平だろうし、餌の震動の伝わりはどうなるのだろう。
同じ石垣に大きさの違う巣がいくつもあるので餌には困ってないのかも。
成長に合わせて、広い間取り(隙間)に引っ越ししなければならないのは少々面倒そうだ。
(小)