2015年2月23日
だるんだるんなカエル
まだまだ寒いですが、冷たい水の中で活動するタフなカエル達をのぞいてきました。 舞台は渓流の深み。 いました。皮膚のたるみまくったこのカエルはナガレタゴガエル。 陣取ってひたすらメスを待ちます。 残念ながら、卵や抱接カエルはみられませんでした。まだ早かった? 今晩あたりは久しぶりのあたたかい雨。 アカガエル類やヒキガエルの産卵も盛んになりそうです。 両・・・
2015年2月18日
まきがり
ニホンジカ個体数調整事業の見学会に参加してきました。 まずは、巻狩りの作戦会議。 勢子(追い立て役)や射手の配置・動きなどの作業手順、安全確認をします。 射手は配置について、シカを待ちます。場所によってはスノーシューで移動しました。 捕獲したシカは計測後、栄養・繁殖・食性分析用の試料採集を行いました。 勢子役だけなら免許が無くてもできますが、シカは反転して勢子側にくることも。 興味ある学生にはぜひ狩猟免許をとって現場・・・
2015年2月17日
身近な場所で見られる鳥(13)~目つきの悪いゴイサギ幼鳥~
ゴイサギは大型で、いつでも、どこでも見ることが出来る水辺の鳥の代表ですが、 いざ、ブログなどで紹介しようとすると、そういう種に限って、あまり良い写真を 持って(撮って)いないことに気づきます 今回はゴイサギの幼鳥の紹介ですが、今から10年以上も前に大阪で撮ったものです。 何度見ても、とにかく目つきが悪いです。図鑑やネットの画像で見ても、ここまで 人相?悪く写っている写真はなかなかありません。 どうですか?この悪人ヅラ(笑) この写真だけでは、ゴイ・・・
2015年2月13日
粉雪のなかのニホンカナヘビ
先月、北関東に出掛けた際のこと、 すっかり葉が落ちた雑木林で、寒風に揺れているものが目に止まりました。 近づいてみると、トカゲの仲間が枝に刺さっています。 モズ類が行う早贄(はやにえ)でした。刺さっているのはニホンカナヘビのようです。 モズ(百舌鳥・鵙)は秋の季語にもなっていますが、早贄も秋頃に多く目にします。 モズが早贄をする理由は、まだはっきりとは分かっていないようです。 (モズの写真は、過去の記事にあります↓) 『身近な場所で見られる鳥(7)~小・・・
2015年2月10日
おかいこさんをおみやげに、卒業生が遊びに来てくれました
先日、群馬県庁に勤める卒業生が、東京出張にかこつけて遊びに来てくれました。群馬といえば最近世界遺産に登録された富岡製糸場があります。と、いうことは養蚕が盛んだったということが推測できますが、群馬県のHPによれば現在でも「繭の生産量は全国の約4割、生糸は約6割を生産する全国一の養蚕県」なんだそうです。そんな卒業生が、おみやげにこんなものを持ってきてくれました。・・・カイコガ終齢幼虫...ではなく、よくできたチョコレートです。幼虫はホワイトクランチチョコ、葉っぱはクワの葉パウダー・・・
2015年1月31日
増穂実習場(自動撮影装置⑥)ツキノワグマ
増穂実習の自動撮影装置による哺乳類紹介の続編です。今回は本州最大の哺乳類、ツキノワグマです。クマの仲間は、アニメや絵本、ゆるキャラなどのキャラクターとしても、大人から子供までよく知られた哺乳類だと思います。本年度、学生が設置した自動撮影装置では、ぬた場と尾根の二ヶ所で確認されました。その他、樹皮を剥いだ痕や糞などの痕跡は見つかりましたが実際に目撃することはありませんでした。ツキノワグマは森林生態系の生物多様性の指標でもありますが、人里へ出没し、人間との軋轢が問題になることもあ・・・
2015年1月30日
おたまのいろいろ
前々回の(小)のブログで、大きなオタマ達を紹介しました。 そのなかの写真でモリアオのオタマは黒いのだ!と思った人がいたかも。 実は、親のカエルほどではありませんが、オタマも環境によって色が違ったりします。 モリアオガエルを例にとると、黒みがかった褐色タイプ。見る頻度は高めかな。前々回紹介の黒っぽいタイプ。やや離れていてもオタマの種判別はしやすい。そして白っぽいタイプ。岸や底が白っぽい泥のため池にいました。 アルビノなどの突然・・・
2015年1月30日
黒姫の植物(思い出しネタ)
昨年の夏頃に、実習中に撮ったお花の写真をブログに出そうとして忘れていたのを思い出したので、今更ながら紹介したいと思います。「キレイだなー」と楽しんでくれれば、それで良いです。3種とも、6月の同じ日に撮影したものです。イワカガミ・イワウメ科花の色が濃くてキレイツマトリソウ・サクラソウ科葉っぱのマットなところが、オカトラノオに似てる感じがするのは私だけでしょうか。サクラソウ科は、個人的になんでだか好き。ミツバオウレン・キンポウゲ科割と人気の高い気がするオウレンの仲間ですが、咲いて・・・
2015年1月27日
海老の小判
先日、水生生物を採集していたとき、魚類以外にもエビなどの甲殻類が採れました。 よく見ると、真ん中のエビの胸部に何か付いています。 ときどき見られるのですが、エビに付く寄生虫の一種です。 その名もエビノコバン(海老の小判)。 エビから強引に剥がしてみて、拡大した写真がこれです。 ダンゴムシなどと同じワラジムシ目(等脚目)になります。 しばらくすると、またすぐエビの胸部(定位置?)にくっ付いていました。 エビは養分を吸・・・