2013年12月26日
うろの中から、はははん、生えている
平成25年12月20日(金)1年生向けに新宿御苑で観察会を行いました。この日は都内で初雪を観測した日。なかなか寒かったですが、2班に分けて時折雨が降るなか2時間位ずつ実施しました。この観察会は、博物展示施設実習という教科の一環で実施しているもので、ただ植物を観察して終わりということではなく、施設の特徴や、成り立ち、管理のコンセプトなどをおりまぜながら話をしていきます。そんな中で、毎年ネタにしているのがこのスミレ。(種不明(コスミレか、ヒメスミレか。はたまた全く違うものか。これ・・・
2013年12月16日
見慣れないと思ったら、こいつも外来種2!~マツヘリカメムシ~
秋の公園で何気なく見たアブラゼミの抜け殻。ん~、でもよく見ると何かがついてる・・・見かけないカメムシだけど一体何だろう?と思って写真を撮りました普段使っている昆虫図鑑には載っていません。日本原色カメムシ図鑑Ⅲにようやく情報がありました。このカメムシはマツヘリカメムシという北米産の種でした。図鑑の説明によると、近年になって日本に侵入し、原産地や欧州ではマツに被害がでているとのこと。日本での初見地は東京で、現在、関東地方で分布を拡大中だそうです見かけないカメムシだと思って喜んだら・・・
2013年12月9日
屋久島実習2013(1)~小さいのにあんまり可愛くないヤクシカ~
今年も10月上旬~中旬に2年生の実習で屋久島を訪れました。実習の内容は去年のブログで 紹介していますので、去年に引き続き屋久島の生物を紹介したいと思います トップバッターは、ヤクシカです。黒味岳の登山中に藪の中で見つけた個体ですが、本当に 小さかったです。背中に鹿の子模様はないのですが、第一印象はバンビ!そのものでした。 本当に小さい! あいにくの悪天候で藪の中、しかもカメラはコンパクトデジカメと最悪の撮影条件でしたが、 下手な鉄砲、数打ちゃ当たるとば・・・
2013年12月3日
シキミ再び。
さて、引き続き今日もシキミです。 先日筑波実験植物園で行われた、きのこ観察会に参加してきたのですが、 昼休みに園内をうろちょろしていたところ、シキミを見つけました。 んー、なんかちょっと違うな~と思いながらふと足元を見ると名札があり、 日本のものではありませんでした。 ひとつは種小名floridanum(フロリダヌム)、北アメリカ南西部原産だそうです。 もうひとつはlanceolatum(ランセオラツム)、こちらは中国南部原産です。 ・・・
2013年12月2日
シキミの果実は何かに似ている
先日自然教育園の観察会で、シキミが果実をつけているのを観察しました。 一般的にシキミは有毒植物として有名ですが、それ以上に有名なところとしては 仏前に供えるものとしての認識でしょうか。 (うちの学校的には、有毒植物としての認識のほうが強くあってほしい) 写真真ん中の、端っこにトゲトゲしたのが付いているものが果実ですが、 今にも飛び出そうとしているのが種子です。 ↑ この果実が熟すと ↓ こうなる 種子が飛び出て、星形の果実が残る ・・・