2012年1月23日
身近な場所で見かけるガ(8)~チャエダシャク
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 秋に見かける昆虫の中には、冬の寒さの厳しい時期に動けなくなって、そのまま死んでいく種が多いです。今日ご紹介するチャエダシャクもまさにそのタイプのガと言えますエダシャクの仲間はシャクガに比べてボディが太く、ボディだけのイメージではヤガかな?と思ったりもします。ただし、翅の閉じ方なんかをみればシャクガのイメージなんですけどねこの個体も1月に発見したもので、やはりもう動けなくなっていました(でも、まだ生き・・・
2012年1月20日
キノコに飲み込まれるカナブン
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) めっきり寒くなった冬の公園を歩いていると「サルノコシカケ」がたくさん付いた木を見つけました。サルノコシカケ類を見ると、なんとなく親しみを感じて(笑)近づいてしまいますキノコをみるとカナブンがとまっていました。こんな冬に?と思いましたがやっぱりすでに死んでいました。でも、なんか変です。よく見るとボディがキノコに押しつぶされていますし、前脚もキノコの中にめり込んでいます。まさに今、キノコに飲み込まれつつ・・・
2012年1月18日
テントウムシの集団越冬
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 寒い日が続きますが皆さんは如何お過ごしでしょうか。この時期は活動している昆虫はほとんどいないのですが、ちょっと探せば越冬している姿を見ることが出来ます今回は集団越冬する代表的な昆虫の1つ、テントウムシを紹介します。公園内の大木の隙間を覗くとナミテントウが奥の方に集まっていました。よく見るとサシガメ(シマサシガメ?)らしき姿も写っています。なるほど、たしかにこの場所であれば寒い風が入ってこなさそうです・・・
2012年1月16日
身近な場所で見かけるガ(7)~フユシャクのメス
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 先週に引き続き、近所の公園でフユシャクのメスを探索しました。1日中、歩き まわったのですが、日暮れ前になってようやく1匹だけ発見しました。 種はウスバフユシャクでしょうか?(自信は全くありません) 大きさは 5mm ちょっとで、短い胴に長い脚、翅のない姿は「何や、これ?」。 知らなければガのメスだとは思いもしない姿です みるみるうちに暗くなるので、あわててカメラを構えますが、ズーム・・・
2012年1月13日
亀甲竹
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 今日は、近くの公園を散歩中に見つけた珍しい形の竹を紹介します。写真のように根元の節間が交互に長くなっていて、亀の甲羅を連想させることからキッコウチク(亀甲竹)といいます。モウソウチク(孟宗竹)の変種で、工芸品などにもよく使われているとか。ちょいと調べたところ、キッコウチクの学名は Phyllostachys heterocycla で、モウソウチクの学名が Phyllostachys heteroc・・・
2012年1月10日
身近な場所で見かけるガ(6)~シロオビフユシャク
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) みなさん、あけましておめでとうございます。今年もぼちぼち更新していきますので宜しくお願いします。新年のネタ第1弾は冬に出現するフユシャクというガの紹介です。フユシャクのオスの姿は普通のガなのですが、メスは翅が退化してガには見えないような姿をした種がいることで有名です。ただ、寒さに弱い教員(吉)は冬にフィールドに通う根性がありません(笑)。そんなわけで、まだフユシャクのメスを見たことはないので、今年は・・・
2011年12月21日
身近な場所で見かけるガ(5)~シロオビノメイガ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 最近始めた「学校で見かけるガ」シリーズは、諸般の事情により(汗)、「身近な場所で見かけるガ」シリーズに変更いたしました。関係の皆様方にはご迷惑をおかけしますが、ご了承下さい(笑)さて、本日登場するのはシロオビノメイガです。時々、学内で見かけるガですが、ノメイガの仲間は横から見ると何とも不思議な姿です。この写真の個体も横から見ると、触角を揃えて、翅よりも高く持ち上げて静止しています。数年前に買ったコン・・・
2011年12月12日
学校で見かけるガ(4)~人面蛾!ヒゲじい?それとも・・・
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 一昔前、「人面魚」というものがテレビで紹介され、ちょっとしたブームになりましたがみなさんは覚えていますか?私の記憶では、初めはコイだったように思うのですが、その後、色々な「人面○○」が登場したように思いますさて、今回ご紹介するガは人面蛾の代表ともいえるメンガタスズメです。秋に学生が校舎内で発見し、展翅しているので紹介しちゃいます。この個体の腹部は黒い部分が多いですしクロメンガタスズメだと思います。和・・・
2011年12月1日
学校で見かけるガ(3)~フタツメオオシロヒメシャク
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) いつものように出勤してくると、学校のすぐ近くにあるお店の壁の下の方にぺったりと張り付いているところを発見しました。こんな白いガが、茶色い木目調の壁についているので見落とすわけありません。すぐさまデジカメを取り出して撮影しました。ただ、通勤、通学のピークの時間だったため、スーツ姿で地面にへばりつくようにして撮影している私の姿はさぞかし怪しい者だったでしょう。実際に、通りがかった当校の学生ですら、「怪し・・・
2011年11月28日
学校で見かけるガ(2)~シロシタケンモン
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 学校の横には神社があり、その敷地の周囲は真っ白のブロックで組まれた壁で覆われています。秋も深くなり、なにか生き物はいないかと歩いていると見事に白い壁に同化したガを発見しましたこの種はシロシタケンモンというヤガ科のガでした。特徴は白一色の地色に肩の辺りにオレンジの模様があること、前翅に見える「ケンモン」でしょうかケンモンガの名前は前翅の縁にある模様が「剣紋」(剣のような模様)に見えることに由来するとか・・・