2012年 9月 14日
膝の裏からチュ~ッ!ミズカマキリ恐るべし!
すこし前まで学校には「里山の水田」というコンセプトの90cm水槽がありました。
その中には、ガムシやシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ミズカマキリなどの水生
昆虫とアカハライモリ、ヒメダカを入れた混泳水槽がありました。
ある日、学生から「ガムシがミズカマキリに捕まってる!」と報告を受けました。
まぁ、ミズカマキリに色々と食われるだろうと思ってはいたもののガムシが捕獲
されたのには少し驚き、様子を見に行きました
たしかに、脚を捕まれてガムシは動けないみたいです。普段は動きのとろそうな
ミズカマキリもやるもんですねぇ。
ちなみにミズカマキリはカマキリという名前が付いていますが、セミやカメムシの
仲間です。そのため「肉を食う」のではなく「口を刺して獲物を溶かして吸う」
タイプの捕食者です。でも、ガムシの体や脚は外骨格に覆われてとても堅いのに
どこから吸っているんでしょうか?
写真を良く見てください。ガムシの膝の裏(正確には腿節と脛節間の関節部)にある
柔らかい部分をピンポイントで刺しています。こんな所を刺されたら、さすがのガムシも
たまりません。
恐るべし、ミズカマキリ! (吉)