3月下旬に広島は宮島にある厳島神社とその裏にある弥山(標高は500mほど)に
行ってきました。この場所はもともと有名な観光地でしたが、NHKの大河ドラマ
「平清盛」でさらに知名度が上がりました(大河ドラマは見てませんが・・・)
この宮島は清盛以外にもニホンジカがたくさんいることでも有名です。個人的には
奈良公園と同じような印象があります。広島本土側からフェリーを降りるとすぐに
人混みの中にたくさんのニホンジカを見ることが出来ます
野生のはずなんですが人から餌をもらうことになれきっていて、観光客が近づいても
触ってもいやがりません。本当は「餌をやらない、触らない」が基本です
また人間にケガをさせないようにオスの角は切ってあるため、本来は角自体の重みで
剥がれ落ちる時期なのに、角の基部が残った状態になっていました。そのため、まだ
角があると錯覚しているのか角突き行動も確認できました。同じように角切りを行って
いる奈良公園ではどうなんでしょうか?
観光のための人間の行為が、シカの生態やフェノロジーにも影響を与えているのかも
しれません。確認したの1例のみなので、偶々なのかもしれませんし、観察を続ける
ともっと確認できるかもしれません。ちょっと興味があります (吉)