ちょっと季節外れですが、今回は意外なチョウの餌を紹介します。チョウの餌は
「花の蜜」と「樹液」の2タイプに大きく分かれるというのが一般的な認識だと
思います。
そのなかでもアゲハチョウ類やシジミチョウ類は花の蜜を好み、タテハチョウ類や
ジャノメチョウ類は樹液に良く集まる傾向があると思います。
これはアゲハの仲間のクロアゲハ。花で吸蜜中です
こちらはタテハの仲間のゴマダラチョウとアカボシゴマダラ。樹液を吸っています
ところが、アゲハチョウやシジミチョウ類でも、花以外のものを利用することが
あります。
こちらはナガサキアゲハとクロアゲハのオスの集団。若いオスはどうも積極的に
吸「水」するようです。
お次はサワガニの轢死体から吸「汁」するルリシジミ。
他にも錆びた鉄柵や、人間の汗なども利用することがあります。おそらくミネラル
などを摂取するためではないかと考えられています
皆さんもアゲハやシジミ類が地面に止まっているのを見かけたら、何をしているのか
よく観察してみて下さい (吉)