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2013年 1月 21日

忍法ホシササキリの術

バッタやキリギリスの仲間には、同じ種でも体色が緑の個体と褐色の個体がいます。
今日ご紹介するホシササキリは小型のキリギリスの仲間で、街中の公園や河川敷に
普通に生息しています。やはり体色には緑色と褐色、それに細かく分けると中間型の
個体を見ることができます
秋に草むらを歩くと、弱々しく飛んで逃げる2cmくらいのバッタのようなものを見た
人もいると思いますが、その正体はたぶん、このホシササキリか近縁種だと思います。
写真は、体が緑一色と褐色の典型的な個体なので違いが分かりやすいと思います。
緑色web.JPG
褐色web.JPG
では、なぜ体の色が違うのかについては擬態と絡めて良く議論されますが、まだ結論が
出ていないようです(擬態は証明するのが難しいんです)。こんなに身近な昆虫なのに
解明されていないことがたくさんあるんです
体色の他にも、このホシササキリは面白い行動をします。草むらをそっと覗いてみると
ホシササキリと目が合うことがあります。そんな時は彼らは飛んで逃げるだけでなく、
草の茎の反対側にススッと回り込んで身を隠します。
うかつに飛び上がると自分の姿を完全に見つけられてしまいますが、うまく隠れることが
出来れば、鳥などの捕食者に姿をキャッチされずにすむのかもしれません。草むらでは
目立ちにくい体色と独特の逃げ方の組み合わせは、まるで忍術のようですよ (吉)