関東に大雪が降った翌日、成城大学法学部の打越綾子先生に特別講義がありました。
打越先生のご専門は地方行政学ですが、軽井沢野生動物問題研究会クロスの理事長で、
軽井沢町における野生鳥獣と地域住民との共存のあり方について積極的な活動を
展開されています
軽井沢野生動物問題研究会クロスのホームページはこちら
今年は、2年生に向けには野生鳥獣のロードキル対策について紹介してくださいました。
ドライバーに注意を促すための看板を設置するために、地域・行政・企業とどのような
交渉をして合意形成を行ったのか、また、看板も見やすいだけではだめで、別荘地でも
ある軽井沢の景観に配慮しながらデザインを決定したのかなど、詳細に体験談を語って
くれました。
1年生に向けては、そもそもなぜ、打越先生が獣害問題に関わるようになったのか、
そしてクロスの活動について紹介してくださいました。
当校のカリキュラムでは生物や自然環境保全に関わる授業は多いのですが、地域社会との
合意形成の実践的な話が聞ける得がたい機会となりました。それに先生の授業は本当に
エネルギッシュなので、時間が経つのが速いと感じた学生も多かったと思います
2年生にとっては就職した先で役に立ちそうな話が満載でしたし、1年生にとっては
今後の進路を考える上で参考になる情報を得た学生も多かったのではないでしょうか
打越先生、ありがとうございました (吉)