鳥を見ていると上ばかり気にしがちですが、足元に目を向けても鳥の観察ができます。
実習場で拾ったヤマドリの尾羽とカケスの大雨覆。ヤマドリは水墨画のような、カケスは浮世絵で表現される海のような、どちらも違う美しさがあります。こうしたフィールドサインから探偵のように情報を集め、生き物の行動や生態を学ぶことも、学生たちは実習でおこなっています。森を歩いていると、カケスの羽はよく落ちている気がします。個体数も多いのだと思いますが、ふわふわとゆっくり飛ぶため、捕食者に捕まりやすいのでしょうか?
ただ、特徴があまりない羽は種の特定が難しい場合もあります。下の写真はヒノキ林に落ちていた羽。長さは45 mmほど。候補になったのはトラツグミ、ホオジロ、スズメ、キバシリ・・・でもどれも違うような。はて、何だろう?
2015.06.08 追記
羽の持ち主が分かりました。アトリ(次列風切羽)でした。スッキリ!
参考サイト