前回は黒味岳登山の様子を紹介しましたので、今回はその続編として
植物(樹木)の高さと性質の変化について紹介したいと思います
まずは平地から見た屋久島の森です。大きく育った照葉樹や植林された
針葉樹が鬱そうとしています。もちろん標高が1000mほどもある黒味岳の
登山口付近でも上を見上げれば樹冠に覆われています
ところが標高1600mほどに位置する高層湿原の小花之江河までくると
周りのスギなどの樹高がぐっと低くなります。
そして山頂付近になると学生達の方が背が高くなっています。気温の違いで、
ここまで植物が変化するんですね。
最後はヤクシマシャクナゲを紹介しましょう。低地で見られる株は葉が幅広く、裏は
ツルツルしているのですが、標高が高い場所では葉の幅も狭く、裏面にはびっしりと
毛が密生しています。
(低地型)
(高地型)
このような植生や植物の変化を半日で体感できるのが、黒味岳登山の大きな
魅力でもあります (吉)