2014年 8月 27日
夏の夜を騒がす侵入者
夏の暑さは峠を越えたようですが、学校の近所の池ではまだまだ騒がしさがつづいています。その主は北米からやってきたウシガエル。もともと食用・農家の副業目的で大正時代に入れられましたが、生態系への影響や大きな鳴き声から今ではすっかり厄介もの。法律で移動や飼育が禁止されています。
特大サイズのこのカエル。親になると他のカエルと見分けるのは容易ですが、変態したばかりは地味な色で特徴がない印象。あっという間に大きくなるので見かけることは少ないかもしれません。
親になると体色や模様はさまざま。アマガエルほどではないけれど、環境や季節によってかわります。黄色っぽいのもたまにみかけますが、周囲に紛れるというより、かえって目立つことも。
都市部の人工池でも生き続けられるタフな性質。連れてこられたという経緯は気の毒ですが、お引き取り願いたい外来生物のひとつです。
(小)