ここ最近のブログでは、イベントの紹介ばかりしていた教員(吉)です。春の生き物
ネタが続いているので、流れに乗って春の風物詩?のツマキチョウを紹介します
ツマキチョウは、毎年、春にだけ姿を現すシロチョウの1種で、この時期を逃すと
来年まで姿を見ることが出来ません。翅(はね)全体が白く、遠くから見ただけでは
弱々しいモンシロチョウのように見えます
でも、近づいてみると、後翅の裏側には独特の模様があり、翅の先端は尖っています。
さらにオスでは先端がオレンジ色です。慣れるとモンシロチョウと見間違うことは
ありません
このツマキチョウ、サナギで冬を越すのですが、ひと冬どころか2年も3年も蛹のまま
羽化しない個体が混じっているそうです。昆虫の長期休眠は、結果が出るまで時間が
掛かるので、なかなか研究するのは大変だと思います。こんな身近な場所にいる種でも
わからないことがたくさんある良い例だと思います
ついでに言うと、目撃したのは都内の幹線道路沿いの植え込みの一角で、ちょっと意外
でした。こんな場所でもツマキチョウがいるのかと、人目と車を気にしつつ、写真を
とりました (吉)