皆さんこんにちは
昆虫に詳しくないTCE生のやまぎわです。
今回は学校にいた蛾の幼虫みたいなイモムシを見つけました。
トゲトゲしていて毒を持ってそうなこの見た目!!
さあこれはなんでしょう? わかりますか?
ヒントはタチツボスミレやパンジーなどのスミレ科の植物が食草です。
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正解は・・・
タテハチョウ科のツマグロヒョウモンの幼虫でした。 なんとこれは”ガ”ではなく”チョウ”の幼虫だったのです。 昆虫に詳しくない私でもすぐに同定できました。
このイモムシはコンクリートの壁を歩いていたところを捕まえたのですが、
どうやら食草となるスミレ科の植物を探していたみたいです。
スミレを与えたらムシャムシャと食べ始めました。
ちなみにこの幼虫が蛹を経て成虫になると...
ツマグロヒョウモン(♀)
このように鮮やかな黄色と黒い紋をたくさんつけ、かっこよくなります!!
幼虫とのギャップがすごいですね。
ツマグロヒョウモン(♂)
ちなみに♂のツマグロヒョウモンは全体が鮮やかな黄色になります!
それとツマグロヒョウモンについての余談ですが...
今、パンジーやビオラなどのスミレ科の園芸種が植えられることによって餌となる植物がたくさんふえています。
その影響で分布が拡大されているといわれています。
人間が園芸種を植えることで昆虫に影響を与えてしまうのですね。
昆虫1種でも植物1種でも調べてみると知らないことがたくさん見つかるかも!?