先日自然教育園の観察会で、シキミが果実をつけているのを観察しました。
一般的にシキミは有毒植物として有名ですが、それ以上に有名なところとしては
仏前に供えるものとしての認識でしょうか。
(うちの学校的には、有毒植物としての認識のほうが強くあってほしい)
写真真ん中の、端っこにトゲトゲしたのが付いているものが果実ですが、
今にも飛び出そうとしているのが種子です。
↑ この果実が熟すと ↓ こうなる
種子が飛び出て、星形の果実が残る
20年位前に、どんぐりパンケーキをつくろうとして、誤って採取したシキミの
種子を混ぜてしまい、それを食べた人が中毒を起こしたという事例がありました。
この時は果実部分を入れなかったので、幸い死亡事故にならずに済んだようですが、
なんとも怖い話です。
ちなみに、シキミは全草毒なので、絶対に口にしてはイケマセン。
何かに似ている...?
気がついた人もいるかと思いますが、中華料理の香辛料として使う
「八角(スターアニス・トウシキミ)」と同じ仲間です。
果実を見ただけではほとんど区別がつかないくらい似ていますが、
トウシキミは日本では栽培が難しいようで、家の近くで見かけたら
まずシキミだと思ってよさそうです。
(吉)は、私が学生に話をしている間「気持ち悪いな~」と見ていたようですが、
こうやって写真を見てもなんだか気持ち悪いですね。
私は写真を見ながら、「エリア51で捕まった宇宙人か、はたまた特撮ものに出てくる
怪獣か」と思ってしまいました。
なんだ?今日のブログ...
(よ)