2012年2月6日
身近な場所で見かけるガ(10)~ハスモンヨトウ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 昆虫の和名には、意外な意味が含まれていることがしばしばあります。今日、ご紹介するハスモンヨトウもそのうちの1つです。名前の意味について、もしかしたら「ハス(レンコン)」を食う?それとも「ハスのような模様」のあるヨトウガ?なんて考えたことはありませんか?実はハスモンヨトウを漢字で書くと「斜紋夜盗」となります。皆さんも「斜交い(はすかい)」という言葉を聞いたことはありませんか?建築などで、補強のために2・・・
2012年1月31日
身近な場所で見かけるガ(9)~ウスバフユシャクのバリエーション
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) この冬、生まれて初めてフユシャクを真面目に探し始めた教員(吉)ですが、撮影した写真を見ての種の同定作業では毎回毎回、頭が痛くなりますその理由は、フユシャクに限らずガの仲間には良く似た種がたくさんいる上に、斑紋や色彩の変異(個体差)が大きく、素人目にはほとんど区別が付かないことです特に今回紹介するウスバフユシャクは、クロテンフユシャク、ウスモンフユシャク、フタスジフユシャクなどとの区別点が微妙です。ア・・・
2012年1月26日
越冬中のエサキモンキツノカメムシ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) テントウムシの集団越冬の記事を書いてみて、「もしかしたら越冬シリーズもつくれるかも」なんて思いついた教員(吉)です。さて、今日ご紹介するエサキモンキツノカメムシは、なんとも名前がユニークですが、背中のハートマークが印象的なおすすめの逸品です真冬の公園でも、樹木名が書かれた木のプレートなどをめくると越冬中の個体が簡単に見つかります。この写真も2個体が寄り添うように越冬していました。おっと、あまり長い時・・・
2012年1月24日
渋谷も大雪
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) スタッフの小部屋をご覧の皆様、おはようございます。昨夜からの雪で、渋谷も朝は真っ白・・・というよりは道路一面に氷が張っていました。学校の前の交差点では、スリップを防ぐために大勢の人が交差点で雪かきならぬ氷かきを行っていました学校のプランターに植えてある植物も雪をかぶっています。フリージアは寒さに弱いといいますが、この位の雪なら意外とへっちゃらみたいです。この記事を書いている最中に、女子学生の悲鳴が聞・・・
2012年1月23日
身近な場所で見かけるガ(8)~チャエダシャク
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 秋に見かける昆虫の中には、冬の寒さの厳しい時期に動けなくなって、そのまま死んでいく種が多いです。今日ご紹介するチャエダシャクもまさにそのタイプのガと言えますエダシャクの仲間はシャクガに比べてボディが太く、ボディだけのイメージではヤガかな?と思ったりもします。ただし、翅の閉じ方なんかをみればシャクガのイメージなんですけどねこの個体も1月に発見したもので、やはりもう動けなくなっていました(でも、まだ生き・・・
2012年1月20日
キノコに飲み込まれるカナブン
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) めっきり寒くなった冬の公園を歩いていると「サルノコシカケ」がたくさん付いた木を見つけました。サルノコシカケ類を見ると、なんとなく親しみを感じて(笑)近づいてしまいますキノコをみるとカナブンがとまっていました。こんな冬に?と思いましたがやっぱりすでに死んでいました。でも、なんか変です。よく見るとボディがキノコに押しつぶされていますし、前脚もキノコの中にめり込んでいます。まさに今、キノコに飲み込まれつつ・・・
2012年1月18日
テントウムシの集団越冬
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 寒い日が続きますが皆さんは如何お過ごしでしょうか。この時期は活動している昆虫はほとんどいないのですが、ちょっと探せば越冬している姿を見ることが出来ます今回は集団越冬する代表的な昆虫の1つ、テントウムシを紹介します。公園内の大木の隙間を覗くとナミテントウが奥の方に集まっていました。よく見るとサシガメ(シマサシガメ?)らしき姿も写っています。なるほど、たしかにこの場所であれば寒い風が入ってこなさそうです・・・
2012年1月16日
身近な場所で見かけるガ(7)~フユシャクのメス
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 先週に引き続き、近所の公園でフユシャクのメスを探索しました。1日中、歩き まわったのですが、日暮れ前になってようやく1匹だけ発見しました。 種はウスバフユシャクでしょうか?(自信は全くありません) 大きさは 5mm ちょっとで、短い胴に長い脚、翅のない姿は「何や、これ?」。 知らなければガのメスだとは思いもしない姿です みるみるうちに暗くなるので、あわててカメラを構えますが、ズーム・・・
2012年1月13日
亀甲竹
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) 今日は、近くの公園を散歩中に見つけた珍しい形の竹を紹介します。写真のように根元の節間が交互に長くなっていて、亀の甲羅を連想させることからキッコウチク(亀甲竹)といいます。モウソウチク(孟宗竹)の変種で、工芸品などにもよく使われているとか。ちょいと調べたところ、キッコウチクの学名は Phyllostachys heterocycla で、モウソウチクの学名が Phyllostachys heteroc・・・
2012年1月10日
身近な場所で見かけるガ(6)~シロオビフユシャク
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。) みなさん、あけましておめでとうございます。今年もぼちぼち更新していきますので宜しくお願いします。新年のネタ第1弾は冬に出現するフユシャクというガの紹介です。フユシャクのオスの姿は普通のガなのですが、メスは翅が退化してガには見えないような姿をした種がいることで有名です。ただ、寒さに弱い教員(吉)は冬にフィールドに通う根性がありません(笑)。そんなわけで、まだフユシャクのメスを見たことはないので、今年は・・・