2018年 4月 20日
アフリカ実習報告(前編)
2年の大橋です。先月、海外選択実習(ワイルドライフリハビリテーション実習)で南アフリカ共和国へ行ってきたので、その様子をご紹介します。日本からは直行便の飛行機がないので、成田空港から香港を経由し、ヨハネスブルグ空港へ向かいました。そこからさらに国内線を乗り継ぎ、Hoetsprit空港へ。ここでガイドのジャッキーさんとマーティンさんと合流し、車で国立公園へ向かいました。道中、早速バッファローやバブーンといった野生動物に出会えてびっくりしました。
国立公園のゲートをくぐり、実習前半の宿舎となる建物に到着すると・・・
なんと敷地のすぐ横で野生のキリンが餌を食べていたんです!アフリカに来たことを実感しつつ、1日目は移動だけで終了しました。
翌日からは、ひたすらサバンナを車で駆け回る生活。1日のスケジュールは、5時起床で軽食の後、サバンナ観察へ。9時頃に帰ってきて朝食、その後は暑いため室内で野生動物についての話を聞いたり、ゆっくりして15時ごろ昼食、そしてまた外へ出かけて行って野生動物の行動観察をして、20時くらいに夕食を食べて寝る、といった流れでした。
サバンナへ出かければ、カラフルでいろいろな姿をした鳥をはじめ、インパラ、キリン、シマウマなどはほぼ毎日見ることができました。ハイエナ、シロサイ、ゾウなどは姿を見ることは少なかったですが、フンや足跡を見つけて、近くにいるかもしれないというドキドキ感が味わえたのも、アフリカ実習ならではの体験でした。
夜にはナイトサファリが入ることもあり、大自然を満喫できた毎日でした。また、動物だけではなく、動物の餌となるイネ科植物を採集して同定したり、樹木の特徴を観察する実習も組まれていて、より深く自然を学んでいくことができました。
スケジュール変更が多いのも海外実習の特徴で、ハゲタカの大群が出現したので、その元(動物の死体)を探しに行ったり、ワイルドドッグ(かなり珍しい)を追いかけたり、前日の夜の観察で行方不明になったスマートフォンを探しに行ったりと、あっという間の1週間でした。
ここで、案内してくれたジャッキーさんとはお別れとなり、次の場所へ移動しました。移動中に通ったクルーガ国立公園では、ライオンやヌー、ゾウの大群など、出会えていなかった動物にも出会うことができました。そして次に到着した目的地は・・・なんとただの山の中だったのです?!
(続く)