2023年 3月 25日
今年のカモメ達
暖かい陽気となってきており、もうそろそろで4月に突入する、そんな季節の変わり目ですね。
今年の2,3月も銚子へカモメ達を学生たちと見てきました。カモメの仲間は識別しづらいですが、たくさんの群れで防波堤などにとまっている事が多く、見やすいため、初めてでも楽しめると思っています。
カモメの識別にはサイズも重要であり、大型・中型・小型カモメ類で分けられます。一番上のカモメ類もこの後紹介する中にいるので、識別してみてください。
まずはユリカモメ(小型カモメ類)ですね。都内でも見かけることが多いカモメの仲間です。赤い嘴と足が特徴です。
次はセグロカモメ(大型カモメ類)です。関東ではユリカモメと同様によく見られるカモメの仲間です。初列風切(尾羽の位置にある黒と白の羽部)と背中の色に差があるのが特徴です。
こちらはオオセグロカモメ(大型カモメ類)。セグロカモメに似ていますが、初列風切と背中の色に差がほとんどありません。こちらの方が背中の色が濃いです。
※冬にオオセグロカモメの写真を撮っていなかったため、夏の個体になります。
カモメ(中型カモメ類)。The カモメです。実はこのカモメは上記のセグロカモメ、ユリカモメやウミネコに比べるとあまり見れません。小型で嘴と足が黄色いのが特徴です。
こちらはミツユビカモメ(小型カモメ類)。特徴がカモメっぽいですが、小型で足が短く見えます。また足が真っ黒ですね。
そしてシロカモメ(大型カモメ類)。セグロカモメやオオセグロカモメを見てもらうと分かるのですが、初列風切が真っ白なのが特徴です。
しっかり探せば、数時間でたくさんのカモメ達を観察することが出来ます。そろそろ渡りで居なくなって寂しいですが、また来年の冬に会いたいと思います。
(ぎわ)