(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
7月6日と13日、当校の1期卒業生で、野鳥画家として活躍されている神戸宇孝
(ごうだ うたか)さんによる特別授業が行われました。
神戸宇孝さんは当校を卒業後、イギリスで自然環境画家学を学ばれ、野鳥雑誌の
編集者を経て、現在野鳥画家として活躍されています。
神戸さんが書かれた鳥の絵は、どれも今にも飛び立ちそうな躍動感あふれる絵が
特徴的です。
そんな神戸さんが母校で講義をしていただけるということで、絵が全く描けない
自分としても非常に魅力的な講義でしたので学生と交じって受講してきました。
講義ではフィールドワーカーとしてこれまで活動をしてきた中で、好きな事をやり
通すことの大切さ、自分の想いを発信する大切さなど、これから自然環境業界に
飛び込む後輩達にとって貴重なメッセージを頂きました。
そして自然の生きものをどう観察して、そしてどう描いていくかを教えていただき
ました。鳥を描くコツは、「大きさの違う丸と、何本かの棒線がかけること。これだけ。」と、話しながら、ホワイトボードにすらすらと鳥が描かれていきます。鳥を骨格から羽に及ぶまで性格に捕らえ、そして絵にしていく。
説明は簡単ながらも、非常に奥が深い鳥の描画についての講義は、神戸さんの
研究のたまものであると実感しました。
そして、神戸さんは
「自分の描いた絵が額縁の中に収まるだけじゃなくて、額縁の外に飛び出して、
人々と繋がっていけるような絵を描きたい。」
神戸さんは野鳥画家の活動だけでなく環境教育の活動もされており、人と自然との繋がりがより豊かになれるような活動をされています。
素晴らしい講義への感謝と共に、神戸さんのさらなる御活躍をお祈り申し上げます。
東京環境工科専門学校