2016年 4月 2日
越冬明けのアカボシゴマダラたち
寒さが和らいだ3月末に、道路脇の実生のエノキを確認したら、驚くほどたくさんのアカボシゴマダラの幼虫がついてました。興味深かったのは、2匹が重なるように枝に覆い被さって落ち着いているように見えることでした。
ホントにたくさんついていたのですが、皆さんはこの1枚の写真に何個体いるか、わかりますか?
まだエノキの株は小さく、葉もこのくらいしか展葉していないのに、幼虫の方はスタンバイ完了!といったところでしょうか。
ところで、あまりにもたくさん幼虫がついているので、枝から数匹をはがしてみたら、こんなに大きさに差がありました。
在来のゴマダラチョウやオオムラサキでは越冬幼虫の大きさは揃っていたように記憶しています。外来種のアカボシゴマダラは冬への適応がゴマダラチョウとは異なることを示しているのかもしれません (吉)