2020年 6月 18日
肯定的に
ソメイヨシノの木の幹に変なアリをみつけた
よく見ると、胸の背中側あたりが赤っぽく
背中に2本のかぎ状のトゲが生えている
写真を後日、昆虫専門のみず先生にみてもらう
名前は見た目のまんま「トゲアリ」
しかし、ありがちな名前とは裏腹に、
“一時的社会寄生”というユニークな生態を持っていることを教えてもらう
<トゲアリの生態>
トゲアリの女王アリは、結婚飛行の後、
クロオオアリなど他の種類のアリの巣に潜入する
潜入の際は、敵として攻撃されないように、
その巣の働きアリを捕まえ、体を密着させて、においを自分に移す
無事潜入が成功すると、その巣の女王アリを探し出して殺し、
巣を奪い取って、もとからいた働きアリたちに、自分の子どもを育てさせる
十分に子供の数が増えたら、別の住処へ集団で引っ越し、自立して生活する
・・・
なかなか、ずる賢いやつだった
しかし、
子供のために、単身で敵地へ乗り込み、親玉を暗殺する任務を負っている
と解釈すれば、
さながらスパイ映画の主人公のようで、
やっぱり見た目通りカッコイイかもしれない
(巣を乗っ取られる側はたまったものではないけど・・・)
ともあれ、
何事もありのままを肯定的に捉えることができると、幸せかも?
(ふみ)